4回目の入院!
20代の頃から。腰痛の激痛にみまわれ、1回ほど入院!
その他は腸閉塞や卵巣のう種だので、今回で、4回目の入院でした。
一人で、介助を入れて暮らし始めて、腰痛とは!救急車の中では揺れが腰に響き、ひぇ~と叫びそうです!
これは1ヶ月、入院かもと思う!どうしよう!
病院に着きレントゲンを撮り、主治医の安堂先生が診察をしたと頃、「入院して様子見ですかね」ということになりました。
腰の激痛のために体の力が入ると、体は痛くなるという悪循環になってしまう! なんとかしてくれ~と思う!
点滴をする事になって、血管が細い私は、なかなか上手く行かず、もう!!と言いそうでした!
やっと点滴が終わって、少しずつ少しずつ力も抜けて、少しずつ、眠りに落ちていきます。譫言で、「憲次」と呼んだりしていたそうです!はるちゃんは一人で、心細かったですよね。私もやっぱり、何度倒れても慌てます。
でも、私が慌てれば、周りはもっと慌てます。
私は落ち着く事がやっぱり、必要です。
私は鎮痛剤で、翌日まで眠り続けました。
はるちゃんは一睡もせずにいてくれたようです。
感謝です!気が付いたものの、まだまだ激痛は落ち着く様子がなく、鎮痛剤は6時間をおかないと使用出来ません。
時間がたつのが長く感じました!
「はるちゃん、悪いけど介助のメーリスを流してくれる?」と私。「はい、わかりました。葉子さんは眠っていて下さい。こんな時は任せてください!」とはるちゃん。
「ありがとう!」私はその言葉に甘えました。
「あっ!国元さんから、メールが来てますよ。読みますね」とはるちゃん。「うん、読んで」と私。
(昨日は俺、葉子とライブに行けて、本当に楽しかったよ。葉子の事が、やっぱり、わかってないとこも多かったけど、判りたい!と思った!なんていうか…。やっぱ今度、会った時に言う!メールだと、もったいないじゃん!!葉子と会えて、良かったよ~!ありがとう!それで、七夕の日の俺のライブ、本決まりです!七夕は空けておいて!頼むよ~!じゃあな!P.S 昨日の帰り道に顔色が悪かったけど、大丈夫?ちょっと、心配!)とあり、私は嬉しくて嬉しくて、涙が出ちゃう。
はるちゃんも涙を拭いながら「葉子さん、良かったですね♪私、返事を打ちます!!」とはるちゃん。「うん、ありがとう!じゃあ、返事を書こう。」と私。
(憲次、暖かいメール、ありがとう!またまた、泣かされましたよ!そして、七夕のライブおめでとうね♪私も嬉しいです!絶対に行くから、一番に憲次が見える席、取ってね♪そうだ、顔色が悪かったのは、ちょっと。憲次といてはしゃぎ過ぎて、疲れただけですよ!心配なし!ありがとう!)と返事。
「えっ!!入院のことは、いいですか?」とはるちゃん。
「いいの。ライブが決まったんだから、憲次はライブを頑張る。憲次のことだから、入院したって、言ったら、病院に泊まるって言い出しかねないからね。」と私。
「葉子さん、どれだけ優しいんだよ~。」とはるちゃんは泣き出した。
そして、介助者のメーリスを流して、私が入院したこと、この事は憲次には知られたく無いことを、お願いしました。
その夜 なぜか、ベッドの上で、頭を過った事はこのまま寝たきりになったら、どうしようとか、手足が動いても動きが取れなくなったらと思ったら、やっぱ自分は、障害者なんだなぁと実感してしまいました。
悲しくって、悲しくってたまらなくなり、涙が出てきました。
布団をかぶり泣きました。
翌日、優子ちゃんに「入院は4回目なのになんで、普段は想った事がないのに」と話してるうちに、(きっと、今、乗り越えられるから、神様がそう思わせて、寝たきりの人の気持ちもわかりなさい)ということかなぁ・・・と思いました。
苦しい時や悲しいときに誰かに話すことって、大事だなぁと思った。
入院して3日後、やっと激痛からは逃れられたけど、まだまだ動けない状態でしたが、私は頑張ってみようと思い、リクライニングのベッドだったので、少しずつ、体を起こしてみました。
自らのリハビリです!
ちょうどその頃、南ちゃんと憲次がアパートの近くで、会ったみたいですよ!{こんにちは!国元さん!}と南ちゃんは憲次に挨拶をして、憲次は「葉子の…。おっと!葉子さんの介助の…?南さん!どうも、これから、葉子さんの介助ですか?」と聞きました。
「はい、その前に葉子さんの着替えをとりに来たんですよ。」と南ちゃんが応えました。
「えっ!着替えって、葉子は泊まり込みで、どっかに行ってるの…?」と憲次は驚き、聞きました。
「はっ!マズい。えっ、なんでもないですよ!入院とかじゃないですよ!」と南ちゃんは慌てました。
「えっ!入院してるの…?あいつ!どこの病院?ねえ…!」と憲次が聞くと「あっ!ごめんなさい。」と南ちゃんが謝りました。
「あいつは、大丈夫なの?!病院は、どこ…?頼む!教えてくれ!頼む!」と憲次は南ちゃんに問いただしました。
「わかりました!国元さんの熱意に負けました。病院は関東深海病院です。葉子さんの病室は503室です!きっと、葉子さんも会いたいと思ってるけど、葉子さんの国元さんへの思いがそうさせてる事は分かってあげて下さい!」と南ちゃんは憲次に伝えると「分かってる!ありがとう!じゃあ、また、あとで!」と憲次は病院へ、急ぎました。
私、そんな事になっているとは思いませんでした。
なんとか、ベッドを動かして、少しずつ、起きて居られるようになってきたんで~す。
ちょっと疲れたので、眠っていると、大きな足音の誰かがこっちに来るなあ~と思いながら寝ていると、私の病室のドアが大きな音と共に開き、血相を変えた憲次が佇んでいました。
「ねぇ!どうして、こんなになってるのに、言わねーんだよ!」と憲次は初めて怒鳴った!
「俺達って、そんな関係だっけ?俺は葉子が、大切な人なんだけど!」と憲次
「ごめんなさい。私だって、憲次が大切な人だよ!憲次には初めてのライブがあるじゃん!私だって、憲次に会いたいと思ったけど、大切だから言えなかったの。私は憲次のお荷物にはなりたくない!会ってしまったら、私は憲次に甘えるよ!ライブまであと、1ヶ月しかないんだよ!ライブが私のせいで、うまく行かなくなったら、嫌だもん。憲次のあの音楽に対する思いが解るから頑張ってライブが成功してくれるだけで、十分だよ…(T_T)私も頑張れるからさ」私は憲次に本当に頑張って欲しいから、泣きながら、言いたいことを伝えた。
「わかったけど、俺は葉子と居る方がいい曲が弾けるの…♪わかってもらえないかね…♪葉子と一緒に居るとホッとするし、楽しくって、頑張れる」と憲次は手で、私の涙を拭いながら、言ってくれました。
その手がどんなに温かかったでしょう。
本当に本当に憲次は優しいよ。
「ありがとう!本当に憲次が良い曲を弾けるんだったら、一緒に居て欲しいかも。私も頑張れるかも(^_-)…☆」と言って、仲直りです♪
「じゃあ、俺は、仕事してくるか」と憲次はいいました。
「びっくりさせて、ごめんねぇ!行ってらっしゃーい!」と私が誤りました。
「うん、俺、明後日も休みだから、明日、泊まって、あげる」と憲次が笑いながら言いました。
「あげるって、なによ~!泊まらせてあげるよ!」 と私も負けずに笑いながら言いました。
「そんだけ、元気なら良かった!じゃあ、明日!行ってきま~す!」と憲次は明るい顔をして行きました。
翌日の8時くらいにはるなと「来ないね」言っていると、遠くから、バタバタと足音が聞こえてきました。
ドアが開き、「遅くなって、ごめん!」ギターケースを背中に背負い、ビジネスカバンを手に持ち、息を切らせて憲次が入ってきました。
「急がなくても、良かったのにね♪ねぇ、葉子さん!でも、首を長くしてたけど!あとは、国元さんへタッチしま~す。お疲れ様でした。失礼します!」とはるなはそう言って、帰りました。
「急いで来なくていいよ。大丈夫だから」と私が言うと憲次が「本当?ふっ~!腹ヘった~!なんか、ある?」と憲次が聞きます。
「あるよ。冷蔵庫にケーキがあるよ!あと、お茶とか」と私。
「お~!ショコラだ!食って、いいかい?」と憲次が嬉しそうにケーキを口にほおばる姿を見て、可愛いと思ってしまったわ(*^_^*)
「今日は、何してたの?」と憲次が聞くと「あぁ、ほっぺにクリームがついてるよ!今日は、少し、車椅子に乗ったんだよ。」と私。
「うーん、そっか。じゃあ、明日は俺とちょっと、散歩しよう?」と憲次。
「うーん、まだ、無理だよ。」と私は弱々しく言いました。
「だからね、少しだよ。大丈夫だから。新緑がキレイだよ」と憲次は優しく言いましたが強気です。
「わかった、少しだよ。そろそろ、9時だよ。消灯だよ。寝よー?」と私はあまり乗り気ではなかったけど、憲次がそこまでいうので。
「了解!寝るか(^-^)」と憲次が言いながら、仮眠ベッドを広げて、横になりました。
「ベッド、硬いでしょう?」と私は心配になり言いました。
「うーん、硬いのは大丈夫だけど、ちょっと、俺には小さいね」と憲次の足がベッドからはみ出しています。
「ねぇ…、ライブの方はどう…?」と私が聞いてみると憲次はベッドの上で、ライブの話をしながら、ステキな目の輝きをして話し始めます。
「ああ、早く、治して、憲次のギター、聴きたいなー!あっ!痛い!」と私が言うと憲次が「ね…、そっち行っていい?」 と言うと憲次が私のベッドに。
「俺がさすってるから大丈夫だから眠りな…」と憲次が私の腰をゆっくり、ゆっくりさすってくれて、私は憲次の大きな暖かい手を感じながら眠ります!
憲次はベッドを出て、ギターケースを持ち、中庭へ。
中庭で、タバコに火を付けながら、(今の葉子に何が出来る)と思う。
ギターケースからギターを取り出し、ギターを弾き始める。
憲次のギターの音色はとても、力強く、優しさあふれるものでした。
憲次は無心になり弾き続けました。
曲が終り、ホッと一息ついた、
その時に拍手がおこりました。
その方向を見ると老人が立っていました。
「ブラヴォー!」とその老人がこう言いました。
「いや~!まだまだですよ…。」と憲次が照れくさそうに言いました。
「粗いところもあるようだが、才能は素晴らしい!」と老人が言いました。
「そんなことないですよ…。まだまだですよ…。今、俺には彼女がいるのですが、脳性麻痺という障害があるにも関わらず、明るくて、優しくて、今、腰を痛めて、入院してる最中なのに俺のことを心配してくれて・・・。俺は何をすれば、良いのかわかんねーんですよ…!」と憲次が老人に言いました。
「何も出来ないと思ってるだけですよ。」と言うと老人は去っていきました。
憲次は老人が言った意味が解らず、眠りました。
翌朝、「おはようございます!検温ですよ!あら~!木森さんの彼氏?」と看護師さんが言いました。
「うわ~!彼氏なんて!」と私が慌ててしまいました!
「わかりやすいな~!もう少し、寝かせてあげますか?」と看護師さんにまでからかわれてしまった。
「ふわ~!おはよう!良く寝たな~!気持ち良い!」と憲次は髪の毛ボーボーにして起きると、私の方を見て、笑いはじめました。私は?と思い「何、笑ってんのよ?」と聞きました。
「髪の毛ボーボーになってるよ。」と憲次が私も負けずに、「そっちも凄いよ!私は寝てるから、いいの!早く、顔を洗ってきたら。ご飯、食べちゃうよ」と私は言いました。
「うん、洗ってくるから、食うなよ!」と憲次も負けずに言いました。
「解ったよ!」と私が言うと、憲次は走って、洗面所へ行きます!やんちゃな子供のようで、面白かったです。
「ご飯ですよ!」と看護師さんが運んで来ました。「ありがとうございます!」と憲次が受け取りました。
「さぁ、どれから、食うの?」と憲次が聞いてくれた。
「あんまり、食べたくないから、食べちゃっていいよ!」と私は食欲が湧かないのです。
「少しは食べなきゃダメじゃん。じゃあ、俺が特製おにぎりを作ってやろうか!」と言うと大きな手で、おにぎりを作り始めました。
「出来たぞう。食べてみろよ、うまいからさ~!」と憲次が言って、おにぎりを私に食べさせてくれました。
「うまい、なにが入ってんの??」と私が聞くと「愛情だよ!」とさり気なく、言いました。憲次は赤くなり、「暑いな~。窓を開けるよ。」と言いながら、窓を開け、窓にもたれかかってる姿を清々しく思いました。
(あぁ、早く、治りたいけど、このまま時間が止まって欲しいな~)なんて、思っちゃいました!
「さて、俺も食うかな。いただきます!」と言うと、ガツガツと食べ始めました。「うーん、うまい!食ったら、散歩しような。」と食べながら、言いました。
えっ…!本当に行くの?まだ、早いよ…!と私は思いました。
「食ったぞう!ちょっと、タバコ、すって来るからさ。そしたら、散歩に行くぞ!用意しておいてね♪」と張りきり出したよ!怖いよ…!
憲次は屋上へ行き、タバコに火をつけて、(これで、良いのか?散歩に連れ出しても大丈夫か?)と思っていたらしいですよ。
「さてと、考えてたって仕方ねえし、行くか」と憲次が病室に戻って来ました。
「さて、行くぞ~!抱いていい?」と聞くと、私を抱いて、車椅子に乗せ、ギターケースを背負い、車椅子を押してくれました。
「本当に行くの?どこに行くの?」と私が聞くと、「そこの中庭だよ!新緑がキレイだからさ!」と答えました。
「着いたよ!キレイだろう!気持ち良いだろう?」と憲次は言いながら、ギターケースからギターを出して、座って弾き始めました。
「うーん、キレイだね♪本当に気持ち良い~!新緑か~!私の名前は母が付けたんだよ。私、2月生まれで、早産だったから、チョー未熟児でさ、私は少し、病院に入院をしてて、新緑の頃に退院をして欲しいと願って、葉子って、名前になったんだよ!私の母は凄い、人に気を使う人でさ、温かくってけど、怒ると、メッチャッ怖いけど、とっても、優しい人だね。ねぇ、憲次のお母さんって、どんな人なの?」と私が憲次に聞くと「俺の母さんは俺が大学の時に事故で、親父さんとも亡くしたけど、母さんは優しい人で、いつも、小さなころは一緒にピアノを弾いてたなぁ、家にある、ピアノは母さんのなんだ。今、俺が音楽をしてるのも母さんのおかげかな。」と憲次が言うと「ふーん、そうだったんた。嫌なことを思い出させて、ごめんね。」と私が誤ると「もう、ぜんぜん、大丈夫だよ。葉子のお母さんはとっても葉子の事、大事にしてるね」と憲次は笑いながら言いました。
その時、「葉子さん、散歩に連れ出されましたね♪良かったですよ!」と主治医の安堂先生が声をかけてくれました。
「どうですか?外の方が気持ち良いでしょう?痛みもやわらいで来ませんか?」と安堂先生に聞かれて、「そうですねぇ♪痛みが少し、座ってても痛くないですねぇ。」と私が答えました。
「そうなんですよ。それ大事なんですよ!」と安堂先生が言うと、憲次が「昨日の、葉子さんの主治医だったんですか。知らなかったとはいえ、失礼しました。」と言うと、「いやいや、きみのギターの音色は心が休まるよ。」と言い、安堂先生は去って行きます。私と憲次は憲次のギターの音色に包まれて、幸せな気持ちになりました。
☆葉子さんは憲次さんの愛の力で、身体も良くなっていきますね( ´艸`) どうなってゆくのでしょう…![]()
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次回は木曜になります、お楽しみに
コメントだいかんげいです![]()