録画してあった「レインマン」を見ました。
あらすじは
外車のディーラーをしているチャーリーのもとに父親の訃報が届く。
父親の遺言はチャーリーに車一台とバラが贈られるもの。
300万ドルは会った事もない兄 レイモンドに贈られることになっていた。チャーリーは遺産を分けてもらうため、兄がいる施設を訪ね、無理矢理レイモンドを連れ出す。
もうね、最初はチャーリーにムカつくの。
恋人のスザンナが「お父さんもお兄さんも利用してるだけじゃない」と言って部屋を出ていくシーンがあるんだけど、そりゃそうなるわな、と思う。
そこまで自分本位になれる?って。
そりゃあ自分で会社を経営してて、頼るものがないんだったらそうなるのも分かるけど。
と、思いつつも映画が進んでいくと、今度は自閉症のレイモンドにもイラついてくる(笑)
自閉症の方って何時に何をする、着るものはどこそこの何、ってこだわりがあるから、それを変えられない。
そりゃー車でロスに戻ろうとしている時に腹が立つでしょう(笑)
そんな中、ラスベガスのホテルでレインマンが兄だと分かり、父親がチャーリーを傷つけないためにレイモンドを施設に入れた…と気づいた時。
なぜ兄がいることを知らせてくれなかったのか、自分は絶対父の車に触らせてくれなかったのに、なぜ兄には運転させてくれたのか。
いろんな疑問が晴れた時、チャーリーの表情が変わった。
今まではお金の為に、だったのに兄の面倒見ることに変わっていった…。
兄の「保護権」を求めたぐらいなんだから。
いやーいい映画でした。
そしてダスティン・ホフマンの演技がすごい。
全然違和感を感じない自閉症の方を演じてた。
そしてチャーリー役のトム・クルーズも上手かった。
エンディングで白黒写真が出るけど、これはレイモンドが撮った風景写真なんだね…。
最後の最後まで手を抜かない、余韻に浸れました(*‘ω‘ *)