美紀は家に着いた。
今日も母親は帰りが遅くなるらしい。
「あーもう今日は夜抜きでいいや‥眠いし‥」
美紀は、日頃、夜遅くまで勉強している為、疲れは相当だった。
その時‥
「すいませーん」
玄関越しから聞こえたのは、どこかで聞いた覚えがある声‥。
「どなた?」
「戸坂という者ですが、ついさっき落し物拾ったんですけど‥」
誰だろう‥名前聞いた事ないし、落とした覚えもないし‥。まぁいいか。
「今開けます」
美紀は何を落としたかは検討が付かなかった。
開けるとそこには、ついさっき公園で遊んでいた一人が目の前にいた。
「これです。」
彼女の持つ手のひらの中には
クローバーピアスが握られていた‥。