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2020.10.07 （ #水曜日 ） #読書記録 #読書記録2020 #読書メモ 2020年/ #57冊目 読書期間/ 2020.05.30〜05.30 『　#闘争領域の拡大 』 原題/ EXTENSION DU DOMAINE DE LA LUTTE 著者/ #ミシェルウェルベック #michelhouellebecq 訳者/ #中村佳子 2004.10.30 初版発行 発行所/ 株式会社　#角川書店 #kadokawashoten 生のありようが自由の追求にあるとする資本主義社会では、自由の追及は闘争領域の拡大として現実化。しかし、それはいつの時代になっても出口の無さを意味し、自由であることを求めることで、人は必然的に闘争の中に追い込まれ、現代社会の残酷さ、心の闇を…病みを赤裸々に物語る。 読み進めることで、客観的に事象を捉えようとする際に、無意識のうちに、今…今までも、この闘争の領域に踏み込んでいることに気付かされる。この物語に描かれていることは、決してフランスの…パリに住む微妙な非モテ系の三十男に限ったことではなく、誰もが抱え気づかないだけかもしれないことが、ときに哲学的に、討論、論議を織り交ぜながら描かれている。 この世界が好きじゃなかったり、生きている社会にうんざりし、不快を感じ、馬鹿げ、くだらないと妄想、瞑想しながらも、期待し望み、人間は恐れを知らずに挑む。 誰もが愛されたいと…。 「性的行動は、ひとつの社会階級システム」。 経済の自由化とは、すなわち闘争領域の拡大。それはあらゆる世代、あらゆる社会階級に向け拡大し、同様にSEXの自由化とは、すなわち闘争領域の拡大、あらゆる世代、あらゆる社会階級に拡大している。 勝ち組と負け組。 モテる者と非モテの者。 どちらに属するかで、人生もが決まる。 読み手もが、現実を受け入れられず囚われの身として過ごしているのか、巧みに受け入れて今過ごしているのか…問われ、当たり前のことが当たり前のように思えないように感化され、日々を過ごしている現実という自らをも取り巻く世界において、非モテ系の主人公は、なにをしたら、愛を得…幸せになれるのか？ 自分という檻の囚人と融合することしか生存の目的は果たせないのだろうか？ #読書 #読書好き #読書好きな人と繋がりたい #本 #本好き #本好きな人と繋がりたい #小説 #小説好き #小説好きな人と繋がりたい #図書館で借りた本 #図書館の本 #雑読濫読 #extensiondudomainedelalutte #非モテ

MAKOTO(@ekiok_m)がシェアした投稿 - 2020年Oct月7日am5時48分PDT