【自主ゼミ】

1:民法事例演習教材(1年後期)
メンバー:3人
使用教材:演習書、要件マニュアル、京大系基本書、潮見入門、我妻コンメ
スタイル:問題を解いて来る。パソコンでレジュメ程度だが。要件マニュアル多用。集合時は問題を追っていき、わからないとこを質問しあう。
感想:旧試受験組の人がいて、知識ベースでの不安がほぼなかったのが良かった。圧倒的に能力差があると逆に開き直って議論しやすい。

2:民法旧試過去問(1年後期)
メンバー:4人。
使用教材:過去問、スタンダード、柴田、要件マニュアル、我妻コンメ、潮見入門
スタイル:1年分解いて、解説読みつつ確認し、その場で添削。刑法の授業無くて。
感想:論点知ってる、思い出せる、論証書ける、っていう中大出身者に圧倒される。追いかけて勝てる気が全くしなかったので、冒頭規定説、要件事実思考、法的三段論法、判例志向で時間限り粘る、という作戦を採らざるを得なくなる。結果として大きく合格に寄与。どの科目でも貫いていくことになったし、マニュアルやコンメンタール、判タ判解を参照するという勉強スタイル確立。

3:本試験過去問ゼミ(1年後期~2年後期)
メンバー:6人。
使用教材:過去問、出題趣旨、採点実感、問題と解説、分析本、再現答案
スタイル:新しい方から遡った。1週に1科目1年分。夏休みは2倍。解くコマと検討会のコマ。コマ間に相互添削&勉強。皆の答案を2in1コピーにして一箇所に置いといて、時間あるときに添削する。A4で問題と解答用紙をちゃんと印刷してやった。自分は字が汚いとか書くのが遅いのがネックだったので。
感想:1年の後期から。じゃないと間に合わない笑。とても合格に寄与した。誘ってくれた船橋君には感謝。正直言って最初は議論がかみ合わないことが多かった。論文のレベル的には、全員未完成という感じだった。量が多いけど日本語が、とか。論点は抽出してるけど三段論法が、とか。知識面、理解面でのツッコミや、文字の綺麗さ、日本語としてのつながり(論理性を含む)、、、とかそういう総合的なダメ出し合いをしたという感じ。案外、知識がガッツリあっても論述が不適切だとかある。だんだんみんな書けるようになった気がする。最初からギャップがあるとモチベーションとか
 議論のコマでは、自分は、「出題趣旨・採点実感はこう書いているから」というのに依拠しようとしたものの、そうではない人がいたり、予備校的インプットな人と判例的(首都大的)インプットな人がいたり。採点実感の読み方が違ったり、とかとか色々違った。再現答案の上位合格答案と出題趣旨をバイブルにした。
 個人的には、色々(例えば、「○○が正解なのはわかるけど、試験中どうやってこの論述に辿り着いたの?問題文のドコがヒント?普段の勉強は?あの本に書いてある?」とか「この論証って論理的につながってんの?この結論ちょっと適法の結論有りきでしょ!弁護人ならこういう主張もいいっしょ?(刑訴)」とか、そういう引っ掻き回す質問を多くやった気がする。反対に、「これ以上議論してもしょうが無いからあとで裁判例調べるかー。」とかそういう発言を)やった。多分貢献できたんじゃないかなぁ?
 最初は60分構成、60分書く、っていう感じだったのが、だんだん早く構成できるようになっていった。知識がなかったし。短い時間で書くときも、どこは削ってよくて、どこがダメか。みたいなのを注意した。

※自分は1周終了した段階で離脱した。プレ、までやったのかな。3人は続行し、2周半やったらしい。今思えば、勉強の仕方(判例やコンメ)、がわかるようになっていたので、2周めもやればよかったかなぁとも思う。ただ択一必要だったからなぁ。

4:旧試刑法過去問ゼミ(2年後期)
メンバー:2人。
使用教材:過去問、出題趣旨、柴田過去問本、山口青本、前田判例
スタイル:1年分解いて、検討。出題趣旨がある年度のみ。基本的に「判例ベースで処理するとどうなるか」という視点で統一して、良い答案を目指した。
感想:めっちゃよかった。新試験と旧試験の乖離が最も少ないのが刑法だと先輩から聞いていたので実施(刑訴民訴民法も実はそうなんだけどさ。)。柴口がその時点でほぼ完璧に刑法判例を抑え、論述方法も固く(三段論法)なっていたので、自分がもうすこしレベル低かったら消化不良だったと思う。どう構成するか、どう行為を切るか、というレベルで議論をするようになった。

5:事例で考える会社法(第2版)(2年前期)
メンバー:3人。
スタイル:1回分解いて、その後解説を読む時間をとる。不明点を明らかにする。自分は解説を事前に読んでおいた。
感想:最初は事前に読まずにやったけど、早く1周会社法を回したかったから、先にぐるっと読んで、復習としてゼミをやった。これは成功したと思う。実際、授業とゼミを詰めながらなので、一読しても大体忘れる。答案を書くフェーズが復習になる。

6:遠藤民訴(第2版)(2年前期)
メンバー:3人
スタイル:1回分解いて、その後解説を読む時間をとる。2時間。必ず判例集を持参し、発展問題?はその場で検討。自分は、解説を事前に読んで臨んだ。
感想:内容は普通、、、だった気がする。相変わらず、条文を探して解釈して云々、という部分にフォーカスして解いた。ただし、自分としては基礎演習民事訴訟法を一読していたから吸収できたんだと思う。我妻民訴は消化不良で、伊藤・高橋は読んでたけど、う~む、という感じで。

7:LAW IN CONTEXT(2年後期)
メンバー:3人
スタイル:1回分解いて、その後解説を読む時間をとる。2時間。
感想:既に木村急所を読み、授業もほぼ終わっていたので、問題を読んで条文と法理を選択するのを網羅するという意義があった。
 憲法については、適用違憲と法令違憲の処理の仕方とか、そういう基本的な所が習得できていたために有効に使えた。木村急所を読んでいなかったメンバーもいて、議論が噛み合わないこともあったものの、目的がはっきりしていたので大勢に影響なく大丈夫だった。

8:択一一緒に解くゼミ
メンバー:4人
スタイル:午前中集合して、択一を解くor勉強する時間を共有する。
感想:僕はメンバーの一人がちょっと気になっていたので(笑)、朝早く起きるためのモチベーションになっていた。
 TKCの1回めで普通、2回めで合格圏外、LECの年末答練でも圏外だったので、この時期自習もほとんど択一だったなぁ。

※択一については、過去問を2周半した。時間を区切って、1科目の1年分を解いて、復習する。「なぜこの答えになるのか」を「条文がこうだから」「判例がこう言っているから(ちゃんと判文を読む)」まで読み込む。条文・判例・コンメまでちゃんと裏をとる。「問から解までの論理に一点の曇もない状態=理解」というとある天才(というか変態?東大入試で理系数学満点取った人だから本物の変態なんだと思う)の言葉を信じて、曖昧な肢を含めてちゃんとやった。
 問題と解説、を使っていたので、既述が甘い所が多く、どんどん解説を書き足していった。3周目は2連続で正解したところは除外してやった、80~95%の正答率だった。
 2周目に入る頃には、「論文で問われる論点は択一で既に出ている」という仮説をとっていたので、曖昧な肢については「論文で書くなら?」と想定しながら復習した。
 「肢別を全肢高速で回すメソッド」もあるけど、自分は時間もなく勉強習慣も不安定だったので、「論文の勉強としての短答」というスタンスをとって、じっくり論理を詰めていった。訴訟法会社法の条文も、関連条文、前後条文を見ておくようになる。

9:過去問完成答案作成ゼミ
メンバー:3人
使用教材:再現答案、出題趣旨、採点実感、分析本などなど。
スタイル:締切を定め、分担して答案をWebにアップし、ダメ出ししあう。
感想:自分的にはためになったと思う。2時間で書ける答案、という検討をするために「過足」も削らなくてはならない。結果、「目指すレベルはどれなのか」というのを明確にする効果があった。論述のメリハリをつける時「なぜそのメリハリになるのか」「削り過ぎではないか」などの疑問を持つことになるので。同時に他のゼミもやっていて、それらの勉強をどこまで深めるか、という指針にした。一本でやるにはちょっと不適切かも。

10:どんな問題出たのか確認するゼミ(模試直後)
メンバー:沢山
使用教材:秘密
スタイル:秘密
感想:安心感は得られた。やっぱりいいよね。問題の質も。

11:租税本試験&その他問題ゼミ(授業終了後)
メンバー:5人
使用教材:スタンダード、規範ノート、谷口租税。を片手に、過去問を解く。
スタイル:解いて、検討して、交換添削。
感想:予備試験合格者を含む、今まで答案を見たこと無いメンバーの答案を読むことになったのはよかった。多様な人と自主ゼミを組むべきだなぁ、と思った。主席の答案とか結局見てないし。優秀な方々の答案を読めていたのはとてもよいことであったなぁ。

12:事例研究行政法を解く
メンバー:5人
使用教材:事例研究行政法
スタイル:基本問題を読んできた上で、応用問題を検討しておく。検討回では、司会が答案構成を作って行く。適宜議論。
感想:応用問題については、皆でやらないとやる気にならなかった。基礎演習民事訴訟法もゼミでやれればよかった。。。内容は最高ですね。先生がTMもってるから、適宜先生に聞きに行った。

※演習本系のゼミはこのスタイルor書くスタイルだった。どっちもよかった。