2(公演)×3(日)の最終日の最後の公演。
やはりちょっと疲れてるかな?と思った1幕の最初のほう。
ところが後半に向かっていく中でそれぞれの想いがどんどん溢れていくように感じました。
クリスティーヌがエリックに「顔を見せて」と歌うところで、なんて聖母のような包容力のある歌い方をするんだろうって思ったんです。
「クリスティーヌ、今日こそは逃げないで」って思うよりも「今日は逃げないんじゃないかな?」って思えるような歌声。
だからこそ叫んで逃げられてしまうと本当に辛くて
クリスティーヌが去ったあとのエリックの泣き叫び声もいつも以上に悲痛に聞こえて、そのエリックの叫び声で私の心も切り裂かれたような痛みに襲われました。
そのあとの「My Mother Bore Me」も切なく優しく歌い出してからの後半にはエリックのクリスティーヌの想いが溢れ出して抑えられないように感じる歌声でした。
「エリックの背負ってきた人生を自分は受け止めきれなくて逃げてしまう・・」ときほちゃんが解釈しているように書かれていたかと思いますが、実は私はそんなふうに感じられたことが無かったんです。
あのクリスティーヌの叫び声は「受け止められない」というよりも、エリックの顔に怯えているような声に聞こえてしまうんです。
私だけかもしれませんが「もっと違う叫び方があったんじゃないのかな?」と思ってしまうんです。
どんな風に・・・とはうまく説明できなくて私の感覚的なものなので私のように感じている人はあまりいないのかもしれません。
でも昨日のクリスティーヌの叫びはいつもとちょっと違う声だったような気がします。
そしてキャリエールとの銀橋の歌。
キャリエールの愛情がまたいつも以上に溢れ出していたように思いました。
エリックだけじゃなくて客席にいる私たちまでも愛おしく思ってくれているような歌声でした。
そこからのエリックがクリスティーヌを見つけてからの姿は「My Mother Bore Me」の後半で歌うエリックの姿と重なりました。
ただひたすらにクリスティーヌを求める気持ちが止まらないエリックの姿と、そんなエリックを追い詰めようとする周りの人たちに私の心が
「どうかエリックからクリスティーヌを奪わないで」と叫んでいました。
撃たれたエリックに歌うクリスティーヌは、客席にいる私たちにではなく自分の腕の中にいるエリックの心に語り掛けるように歌っていました。
顔にキスをされたエリックの笑顔を観て、私の心から切なさと温かさが溢れ出して涙も溢れて止まらなくなりました。
最後にエリックが歌う「My Mother Bore Me」の歌声は慈愛に満ちていて、この先もずっとクリスティーヌを愛し抜くことの幸せに溢れていました。
フィナーレが始まってもなかなか切り替えられず(でも凪さまのウインクチェックだけは忘れず)
ロケットでしまもんを見つめるあがちんの笑顔に同期愛を感じ
たわしくんが銀橋に入るときに本舞台で踊ってるみちるちゃんが微笑みかける姿に同期愛を感じ
パリメロで楽しい気持ちになったところで
デュエットダンスの前奏が流れ出したとたんに私の中でどういう感情からなのかまた涙が溢れだしてきました。
ライトの当たったエリックの優しく幸せな笑顔がとても嬉しくなって涙がポロポロと止まることなく。
二人が銀橋でお辞儀をして捌けるまで泣いていたように思います。
いつも以上に舞台から愛が溢れ出しているように感じた、そんな昨日の観劇でした。