안녕하세요~♪
今日は久しぶりに、感想を書きたくなる映画に出会えたので
パソコン、開けております~音符
BIGBANGの聞きながら。 10THフルアル いいですね~爆  笑
カッコ良いですわ。私はVIPでは無いのですが、単純に良い物はいい♪
という、韓国芸能に関してはミーハーなもんで…(笑)
まぁ、歌が好き系照れってことです~。
それは、置いといて…
今回は 何かと この夏話題だった映画
「釜山行き」です。いわゆるゾンビ映画です。
知っている方も多いと思いますがこの夏、公開されわずか10日で700万人を
突破!現在では1100万人が観た。と、いう驚異の映画です。
韓国の人口がおよそ5100万人と言いますから(2015年発表)人口の1/5は
観た。という計算になります。2014年に公開された
かの有名な「国際市場で逢いましょう」が約1420万人。
ユ・アイン君が大絶賛された「ベテラン」が約1340万人と言われてますから
この、観客動員がどれだけすごいのか。わかります。歴代興行成績を塗り替えて
12位に入りました〜。
で、個人的には コン・ユ君。好きなんですよ~ハート
私の韓流第2ブーム世代です。
コン・ユ、チュ・ジフン、チャン・グンソク、そして、イル君。
ちなみに私の韓流第1世代は、ハン・ソッキュさん、イ・ビョンホンです(笑)
あぁ涙また話が逸れた(笑)この話はまた、別の機会に。
さてさて。この大大ヒット映画に主演で成功したコン・ユ君。
個人的には本当に良かった。と拍手です♪
 
ゾンビ映画、パニック映画とも言われているこの作品。
謎のウィルスに因って制御不能になった都市を抜け出した1本の釜山行きの列車。
乗客たちの生き残りをかけた人間ドラマとも言えます。
 
 
↓↓↓ここから、ネタバレ注意!!!作品のスートーリーに触れてます↓↓↓
 
「釜山行き」  韓国公開・2016.7.20    日本:未公開
 
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キャスト:ソグ(コン・ユ)ファンドマネージャー
      スアン(キム・スアン)子役
      ユン・サンファ(マ・ドンソク)
      ソンギョン(チョン・ユミ)
      チェ・ウシク
      アン・ソヒ
      
 
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片田舎の道。一台のトラックが検問を通る。
「なんだ?また豚の殺処分か?」とおじさん。
「いえ、口蹄疫ではなくてそこのバイオ団地から何か少し漏れたっていうことで
大したことはないんですけど」と、職員。
「また、豚を殺せとか言われたらたまったもんじゃないからな!」
そう、悪態をついて検問を通過した直後、おじさんのトラックは何かとぶつかる。
仕方なく、トラックから降りて確認してみたら。野生のシカ。だった。
「なんだよ、ついてねぇなぁ!」そう怒鳴って、また車に乗り込むおじさん。
轢かれて死んだシカをそのままにして。
カメラはそのままトラックが走り去った後姿を眺めた後、シカの倒れている
所を右にパンすると…即死だったはずのシカが。立ち上がった…。

 証券会社のファンドマネージャーである
ソグ(コン・ユ)は
今日も日々の仕事に忙殺されていた。
一人娘スアンの誕生日プレゼントを持って家に帰ってきたソグに、離婚協議中の
妻から電話が入る。
「明日、一人で釜山に来るってスアンが言ってるけど、知ってた?」
「何の話だ?」というソグに元妻は
「父親のくせに知らないの?一人ででも来るって。父親なら、一人で来させないで…」いうか言わないのうちに
「明日は、ダメだ。」と即答するソグ。
「ねぇ。明日、スアンの誕生日だって知ってるわよね?」
「知ってるさ!!」ケンカ腰に言って電話を切るソグ。
知ってるから、プレゼントだって買ってきたんだ。見立ては部下だけど…。
 
家に帰るとソグの母親がいて
(母親と同居して孫であるスアンの面倒を見てもらっているようだ)
スアンは自分の部屋に。
プレゼントを渡すために部屋に行った
ソグはスアンが元妻と電話で話しているのを聞く。スアンがソグに気づいて電話を切った。
「話せばいいのに。」
「もう、切った。」というスアン。
「…ごめんな、最近パパの仕事が忙しくて…。釜山に行くの、来週まで我慢してくれないか?」
そう言う、ソグに黙るスアン。
雰囲気を和まそうと
「忘れてたと思ったろ?…誕生日おめでとうスアン。」
と、言ってソグが出したプレゼントに浮かない顔のスアン。
子供に人気だという、任天堂のWii。
「何だ?気に入らないか?」
そう言って見た娘の視線の先には…
すでにWiiが。
「パパがこの間の子供の日に…。」
益々、気まづくなる。
あげたものまで忘れてしまうって…。っていうか、自分で選んでないからだよね。
「…欲しい物があったら、何でも言いなさい。」そういう、ソグに
「釜山。ママの居る釜山に行きたい、明日。…今度っていつも嘘じゃない。
パパは来なくていい。一人で行けるから。」
そう言うスアンに何も言えないソグだった…。
結果的に、スアンと釜山に行くことを決めたソグ。
この選択が、先に行って良かったと思わせてくれる。
 
自室に入ると母親が
「今日、学芸会にあなたが来なくてとってもがっかりしてたわ。」
「あなたにとっても大事な時期だろうけど、スアンにだって大事な時期よ。」
そう言って、ビデオカメラを置いていく。
ふと、手に取るソグ。
映し出された映像には、学芸会でみんなの前で歌うスアンの歌が入っていた。
♪アロハオエ
黒い雲を裂き 別れの日が来た
また…♪
歌うのを途中でやめてしまったスアン…。
なぜ、途中でやめたのか?
 
KTXに乗るために、駅に向かう車の中。
けたたましく走り去る消防車と
ぶつかりそうになる。
「あぁ、びっくりした。なんだ?朝っぱらから。」
そういう2人の目線の先には、
燃え盛るビルと何が燃えたのか
空には黒い灰が舞っていた。

 釜山行きのKTXは朝から乗り込む人で賑わっていた。
5時30分発 釜山行きKTX101号。
ここから運命を共にともにすることになる乗客が乗り込む。
乗務員の女性とその上司。お客様を迎える準備に抜かりはない。
野球部員たち。その中のマネージャーとエース?のカップル。
遠征試合にでも行くのか。
「付き合え~、付き合え~」と、皆に
からかわれて照れている。
年を取った2人の老婦人。姉妹らしい。妹がわがままで気が強そう。
対照的におねぇさんは優しそう。
年をとっても、姉妹の力関係は変わらない(笑)
スアンとソグも乗り込んだ。
まもなく、発車する。その時、若い女が駆け込んで乗り込んだ。
なにか、様子がおかしい。何かに追われているようだが…。
列車は定刻通りに、発車。
その時、スアンは何やら人が襲われているようなケンカしているような場面を
目にする。
ソグを見るがソグはもう居眠りを始めていた…。
 
一方、さっき駆け込んで乗ってきた若い女性は…。
トイレの中に籠り、「ごめんなさい。ごめんなさい」と言いながら
自分の両足をストッキングで縛っている。
 
スアンは持ってきた雑誌を見ていたが乗務員に何やら苦情を言っている
男の話を聞いて、好奇心から席を離れてしまう。苦情の内容は
「変な人がずっとトイレに籠って出てこない。」と、言うもの。
これが、あの。若い女性なのか?。
苦情を言われた乗務員はすぐさま
トイレに。
すると…あの、若い女性ではなく薄汚いホームレスのような風貌の男だった。
「お嬢ちゃん、勉強を頑張らないとあの男の様になるぞ」と、苦情を言った男が
スアンに話しかけるがスアンの返事は奮っていた。
「ママが、そんな風に言う人は悪い人だって言ってたけど?」
ここにのちのちの伏線が隠れている。
 
そんな事がある中で、事態は刻々と変化していた。
あの、トイレに籠っていた若い女性は…トイレから出て何やらおかしな体の動きを
している。ショートパンツから出ている白い足には、血管が血走るように浮き出ている。
力なく歩く姿…カクカクした動き…。まるでリングの貞子の様…。
 
スアンはトイレにも行きたかったようで、そこはあきらめて他のトイレに行くと…。
この2人がいた。ユン・サンファ(マ・ドンソク)とその妻ソンギョン(チョン・ユミ)
2人入ってるから長くかかる。他のトイレに行け。というサンファ。
(2人って?出てきたところを見て笑った。妊婦だったので2人。ね。)
そう言われ他のトイレに行くことに。どんどん、元いた車両から離れていく。
 
ソグの電話が鳴った。目覚めたソグ。すぐさま、スアンがいないことに
気づくが…、電話は深刻だった。
「主任、夜中のデモは安山だけでなく…各地でというかなんていうか…
全国暴動とも言われていて…。」
スアンの事が気になったソグは「またかけ直す。」と言って、一端電話を切る。
そして、電話をしながらもKTXの車内TVでニュースを見ていたソグ。
凄惨な暴動の様子が映し出されていた。
そして、同時に車内を通って行った乗務員の無線連絡。
「その人は、息があるのか?」
なにやら、不安を感じてスアンを探しに席を立つ…。
 
ここまでは比較的、時間の流れが普通だったけれども。
開始20分。ここから、映画も見ているこちら側も一気に恐怖のどん底に
突き落される…。
 
気を失って、引きつけていたはずの若い女が。無線をしている若い女乗務員の
後ろにのっそりと立ち上がった…。
この女が乗務員の喉も元に喰らいつくと、その乗務員も瞬く間に感染していく。
その感染のスピードの凄まじさ。本家本元の米のゾンビ映画にもないスピード感。
一言で言って、怖いです。マジで。
 
一方、スアンを探して他の車両まで来ていたソグは前方の車両から逃げてきた
男のいた車両が気になって、近づいていく。そこで目にした光景に、度肝を抜かれる。
スアンもまたソグの後ろでその光景を見ていた。
何が何なのか分からないが、逃げなくてはヤラレル。
やっと会えたソグはスアンを抱き上げて、車両を駆け抜けていく。
だが、どこもかしこも感染者だらけ。左右に逃げられない列車の車内。
後方もゾンビ、前方もゾンビ。…挟まれてしまった!
そこにあの、2人が。まだ、トイレにいたのね(;'∀')
サンファ(ドンソク)が戦っている脇をすり抜けていく、ソグ。
そして、号車まで来た時。唯一、車両にゾンビがいない車両があった。
誰かが叫ぶ。「ドアを閉めろ!!」
けれども前には、走って逃げてくるあの、2人連れ…。その後ろには大挙として
押し寄せるゾンビの群れ。
どうする?閉める?ソグは…閉めてしまった…。
「あー!!おじさんがっ!」叫ぶスアン。
なんとかやり過ごして、安全な車両の中に逃げられた2人だったが
遺恨が残ってしまう結果に。ドアを閉めても、飛び掛かってくるゾンビたちだったが
ドアの開け方は忘れてしまうようで、ドアから手を放しても大丈夫なようだ…。
そして、見えると襲い掛かる習性があるようだ。
機転を利かしてソンギョンが水と新聞紙でドアを目隠し。
やっと、ゾンビたちもおとなしくなった。
 
この間、約5分くらい。息をつく間もない展開に乗客も見てる私もやっと考える余裕が
出来る。ゾンビというよりはバイオハザードに出てくる新型のゾンビに近い。
ただ、そのスピード感は強烈で鮮烈に心に食い込んでくる。
ここまで説明らしい説明もないまま見せられて漏れて聞こえてくるような情報しか
ないので、なんなんだ?そう思うのは乗客と一緒。分からないから、怖い。
 
そこにソグの携帯に母親から電話が入る。
「あぁ、おふくろ?」
「ソグや…無事に向かってる?]
「まぁ…向かってるけど…。今、どこ?なんで、そんなに騒がしいんだ?」
「なにがなんだか…皆が争って。ソグや、私の息子。スアンを頼むわね…」
そいう言って、切れた電話。これが最後の言葉だった…。
 
KTXは当然線路を走っているので駅に着いてホームを走行していくのだが
次の駅には止まらないという。乗客とすれば、こんな得体のしれない生き物が
列車なんて降りて、安全なところへ逃げたい。そう思う。だが、次の駅について
ホームに入った途端、列車と同じ光景を目にする。
最早、安全な場所は無いかに思えた。
 
落ち着きを撮り戻した人々はとりあえず、ゾンビの群れから
少しでも遠ざかるために前方に移動を始めた。そんな中であの、老婦人2人と
一緒になるスアン。ちょっと、前が詰まっているために連結部分のトイレなどが
あるところで座っていたスアン。そのおばぁちゃんに席を譲ってあげるスアンに
「こういう時はしなくていい」と、いうソグ。
「何を?」
「譲る事。今のような時は自分を優先すんだ。分かった?」
返事をしないスアン。
「うちのおばぁちゃんもいつも膝が痛い痛い。って言ってた。」
そういうスアンだった。それ以上は言えないソグ。
そこへ
「乗客の皆様にお知らせします。この列車は次の大田までの運行となります。
大田で、この列車の鎮圧する予定の為、大田駅に着きましたら一人残らず
お降りください。」と、言うアナウンスが。
それを聞いて、ソグが動く。人には聞かれたくない話なのだろう。
スアンを残して、離れた。
たまたま一緒にいたサンファ達。サンファが聞く。
「あの人、本当の父さんか?」
「はい。」
(やめなさいよ。)ソンギョンにたしなめられるが…
「何してる人?」
「証券会社のファンドマネージャーです。」
「あぁ。アリクイね~。人の血を吸って生きてる奴ら。」
「やぁ、ユン・サンファ。子供の前でやめてよ。ほんとに。」と、たしなめたが
「大丈夫です。皆、そう思ってるから…。」
スアンの方が大人だった(;'∀')
 
一方、ソグはコネを使って自分達だけの助かる道を探っていた。
軍のコネを使って様子を伺ったはいいが…大田につき次第、全員が隔離される
事を知る。株取引の好条件を餌に、自分達だけ隔離されない約束を取り付けた
ソグ。だが、それを聞いている奴がいた。覚えているだろうか?
冒頭でトイレの中の変な人。ホームレスのような風貌の男を。
聞いていたのはその男だった。
列車は大田に着く。人っ子一人いない様子の駅に不安は隠せない。
みんな、恐る恐るホームに降り立って出口に向かって歩いていく。
 
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そんな中、訳の分からないことを言っている人物が。
高速バス会社?の常務をしているという偉そうな人物。
スアンに「勉強しないと、こういう人になるぞ」と、言ったおじさん。
まだ、人が逃げてくるのに「ドアを閉めろー!」と、言った親父。です。
「このおかしい奴らが乗ってる車両を切り離して、残っている車両で
釜山まで行こう。」と、いう親父。あ。常務?
自分たちの情報では大田が市を封鎖してしまってるからバスも来れないんだと
言うことらしい。
「それが本当なら、全員乗せて行かないと。」そういうパーサーに早く列車を
動かして欲しそうな常務男。軍がいて助けてくるというのは嘘なのか?
疑問が芽生える…。
降りた乗客たちは中央出口に向かって歩いて行くがソグとスアンは脇の
出口へ。訝しがるスアンに強引に出るよう促すソグ。
そこへ、あのホームレスな男が。自分もそっちから出るという。
「なんですか?」そういうソグに、
「さっき、電話で話してるのを聞いたんだ。あんたとその子だけ出してくれるって。
あっちから出たら、隔離されるんだろう?」
それを聞いたスアンは
「みんなに、言ってくる!」
「スアン、いやこのままでいいから。言わなくていい。」
「なんで?言わなきゃ。」
「気にするな。各自、自分でどうにかするからっ!」
一刻も早く、出たいソグと純粋なスアン。
「パパは…自分のことしか考えてない。…っだからママも逃げたんじゃない?」
「ス、スアン…」
その時、出口の向こうに一人の男…。
「こっちです、こっち!」
そう言って、走り出すホームレス男。それを追って走るソグ。
残された、スアンの目に2人の男の姿はそう映っただろう。
 
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皆が下りた出口の方は階段を下りた先に、地獄が待っていた。
配備していたはずの軍も。ゾンビに全部やられてしまっていたのだ。
全員が、ゾンビと化した軍の群れ。降りてきた人間たちに気づいたゾンビは
次々に襲い掛かる。逃げ惑う人の波。
スアンが、スアンが。危ない!!!
大丈夫だったはずの、ソグが手配したで出口もゾンビでいっぱいになっていた!
早く戻って!
そこに、サンファとソンギョンが通りかかり、スアンを発見!助け出す。
倒れたソグ。間一髪、ホームレス男に助けられサンファが
ギリギリドアを開けてくれていたためにひとp先ず助かったソグ。
だが、ドアのロックがなかなかかからない。ロックしなければあっという間に
ゾンビの餌食になる。ここで、もたついている間に一刻も早く列車を出せ!
という専務男と逃げ惑いながらホームにたどり着いた人々。
だが、ホームの上の通路のガラスが破れて
そこからゾンビたちがホームに落ちてきた。またしてもパニック。
ちょうど、ゾンビが1体。老婦人姉妹の間にい落ちてきた。
スアンたちに助けられたお姉さんは前方の車両へ。
高校生たちに助けられた妹は後方の車両へ離れ離れに。
次々に襲ってくるゾンビたちを何とか交わして車両に乗り込めたスアンたち。
残るは…野球部の彼とソグ、サンファ。ホームレス男はちゃっかりもう乗っている。
 
もう我慢できない専務男は
「ここに生きている人が優先だろ!!!」と怒鳴って乗務員に迫る。
この状況に恐れをなし
「出発してください。」そう、いう乗務員だった。
そのころ、やっとホームに降りてきたソグ達は出発してしまった列車を
追いかけながら、ゾンビと戦いながら命からがら列車に飛び乗った…。
唯一、汚染を未然で防いだという釜山に向かうしか生きる方法はない。
 
ここまでが大体、前半という感じです。端折って書くよりも、丁寧に書きたかった
のが本音なので、後半は本編の映画を見ることをお勧めします。
見られない方のためにあえて、結末も書きますが是非、映像で見てください。
それほど、この映画は捨てるシーンのない映画だと思います。
大ヒットしたのもうなづけます。
仕掛け、伏線、どんでん返し。随所にちりばめられている。
だけれど、シンプルなんですね。
スアンの目を通して、大人を見ると自分のことしか考えていない大人の
なんて多いことか。そして、この映画は決して説明的ではない。
見ているこちら側も何もわからない。釜山行きに乗った乗客と同じように
何の情報もないまま、釜山を目指すんです。
乗客と情報の共有をしていきながら、物語は進んでいきます。
よくある、見ているこちらは知っているけど、中の登場人物たちは知らない。
と、言うことではないんですね。だから、余計に怖いです。
そして、最初アジア的な恐怖映画の怖さを持ったゾンビ映画だと思いましたけど
ラストには生きている人間の方がずっと怖い。
そういう思いに変わっているんですね。
最後に主人公のソグがやられてゾンビになってしまい
(主人公が生き残れない映画も初めてです(笑))
変わった自分がスアンを襲ってしまわないように、
意識あるうちに電車から身を投げるんですが変わっていく自分を追って
「行かないで、行かないで」
と悲鳴のように泣きじゃくるスアンが本当に
可哀想でぼろ泣きしました。
最後に冒頭のシーンで スアンが学芸会の時に途中で歌うのをやめてしまった
シーンがありました。理由は、お父さんのために練習したのにソグが来なかった
為に、意味がないと思って歌うのをやめた。ということでしたが
最後の最後のシーンで父親のために練習したという歌が役に立ちます。
釜山の市境に差しかかったトンネルで防御していた軍に見つかり
ゾンビか生存者か分からない状況で射殺命令が出ます。
ここまで生きてきて、ここで国に殺されたら…。凄いバッドエンドです。
まさに引き金を引こうとしたその時。
 
♪黒い雲が 空を裂き
 別れの日が来た
 再び会う約束をし
 互いに別れを告げ去る 
 アロハオエ アロハオエ ♪
 
スアンが泣きながら 歌ってトンネルを通っていた
その、上手くは無いけれど
澄んだ歌声が きっと天国にいる ソグにも聞こえていたに違いない。
 
 
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