「世界から猫が消えたなら 」 川村元気著
昨年 本屋さんの新書コーナーに平積みされていた本だった。
思わず、手に取ってしまった。
それは 表紙がかわいい子猫だったから。
黄色の目立つ帯に 女優の中谷 美紀がコメントを書いていたから。
好きなアーティスト SEKAINOOWARI もコメント書いていたから。
…どちらにしても、表紙に惹かれて買ってしまった。(T_T)
いわば、ジャケ買い。ミーハーな私らしい。
一つだけ確かなのは、タイトルが 世界から猫が消えたなら。という、ふざけたタイトル。
そんな事になったら、大変なことになってしまうじゃない!想像するだけでも嫌だ!
こんなタイトルを付ける人は、きっと変わっている人だ。と、読んでもいないのに。
そう決めつけて一人、若干腹を立てている私の方がふつうに見れば、十分おかしいかもしれないけれど。
そうなら買わなきゃ良いものを表紙の猫の可愛さに負けて、レジに行き買ってしまった。
きっと私は猫に関わる物を見過ごせない時期だったのだろう。
この本を買う事になる、2か月前に 13年一緒に暮らした
我が子同然の 愛猫を病気で亡くしてしまっていたから。
今でもだけど、その頃の私はなかば狂ったように 猫という単語と猫の形のする物を
見つけ出しては安心し、それとともに悲しくなり、避けていた。
求めながら、拒否する。そんな、複雑な毎日を送っていた時期だった。
だから、ある意味でこの本を手に取ったのは、必然ともいえる。
そして、その流れで言うなら恐らく、私は手には取るが 思い出し、悲しくなって
買わずに帰ってくるはずだった。なのに、買ってしまった。
想像するのも嫌だったけれど、もし世界から猫が消えたら、その後の世界は、どうなのだろう。
私にとっては、今がそうだから。希望を持ちたくて読んでみたかったのかもしれない。
ふざけたタイトルだと思いながらも。
とても読みやすく、一気読み出来てしまう程だった。
郵便配達員の男が主人公。男1人と猫1匹で暮らしている。
月曜から日曜までの1週間の間の物語で、医者から余命を告げられた主人公のもとに
悪魔が突然現れて、「世界から何かを消したら、その代わりに命を1日だけ伸ばせる。」
と、告げる。毎日、1つ。物は主人公は決められない。悪魔が決めたものを 消す。
と、主人公が覚悟をすれば、1日命は伸びる。
その物の必要性とか重要性と自分の命を秤にかけるわけだ。
主人公は、生きたい!とかの強い思いよりは、命と○○なら当然、命の方が大切。と、いう感じで
選択していく。そうして、色々なものを消しながら、悩みながら1日、1日と寿命が延びる。
そして、ある日。悪魔は「猫を消しましょう。」と決める。
主人公は、余命がもう無いという限界ギリギリの中で毎日を生き、また選択し、また生きている。そんな主人公に、迫られた 選択。
主人公が飼っている猫はある思い入れのある、大切な猫。そして、可愛がって子供の頃から
育ててきた猫。自分と重なる。果たして、自分の命と猫の命とどちらを主人公は選択するのか。
途中は泣いてしまって、電車の中で読んでいて「しまった」と後悔
命をテーマにしていながら、重すぎることなく軽快に読むことができた。
世界から猫が消えたなら。タイトルに憤慨していた私が、このタイトルを付けた意味が何となく分かり、7日間を経て主人公の心の中の塊がほどけていくのを感じた。
現実にそんなことが起こって、私の愛猫が生きていたら私はどう選択するだろうか。
愛猫の死を嘆き悲しみながら、我が子と言いながらも命を秤にかけたとき、結局は人間である自分の命を優先してしまうのだろうか。
私はこの本の主人公のような、結末を迎えられるだろうか。
昨年 本屋さんの新書コーナーに平積みされていた本だった。
思わず、手に取ってしまった。
それは 表紙がかわいい子猫だったから。
黄色の目立つ帯に 女優の中谷 美紀がコメントを書いていたから。
好きなアーティスト SEKAINOOWARI もコメント書いていたから。
…どちらにしても、表紙に惹かれて買ってしまった。(T_T)
いわば、ジャケ買い。ミーハーな私らしい。
一つだけ確かなのは、タイトルが 世界から猫が消えたなら。という、ふざけたタイトル。
そんな事になったら、大変なことになってしまうじゃない!想像するだけでも嫌だ!
こんなタイトルを付ける人は、きっと変わっている人だ。と、読んでもいないのに。
そう決めつけて一人、若干腹を立てている私の方がふつうに見れば、十分おかしいかもしれないけれど。
そうなら買わなきゃ良いものを表紙の猫の可愛さに負けて、レジに行き買ってしまった。
きっと私は猫に関わる物を見過ごせない時期だったのだろう。
この本を買う事になる、2か月前に 13年一緒に暮らした
我が子同然の 愛猫を病気で亡くしてしまっていたから。
今でもだけど、その頃の私はなかば狂ったように 猫という単語と猫の形のする物を
見つけ出しては安心し、それとともに悲しくなり、避けていた。
求めながら、拒否する。そんな、複雑な毎日を送っていた時期だった。
だから、ある意味でこの本を手に取ったのは、必然ともいえる。
そして、その流れで言うなら恐らく、私は手には取るが 思い出し、悲しくなって
買わずに帰ってくるはずだった。なのに、買ってしまった。
想像するのも嫌だったけれど、もし世界から猫が消えたら、その後の世界は、どうなのだろう。
私にとっては、今がそうだから。希望を持ちたくて読んでみたかったのかもしれない。
ふざけたタイトルだと思いながらも。
とても読みやすく、一気読み出来てしまう程だった。
郵便配達員の男が主人公。男1人と猫1匹で暮らしている。
月曜から日曜までの1週間の間の物語で、医者から余命を告げられた主人公のもとに
悪魔が突然現れて、「世界から何かを消したら、その代わりに命を1日だけ伸ばせる。」
と、告げる。毎日、1つ。物は主人公は決められない。悪魔が決めたものを 消す。
と、主人公が覚悟をすれば、1日命は伸びる。
その物の必要性とか重要性と自分の命を秤にかけるわけだ。
主人公は、生きたい!とかの強い思いよりは、命と○○なら当然、命の方が大切。と、いう感じで
選択していく。そうして、色々なものを消しながら、悩みながら1日、1日と寿命が延びる。
そして、ある日。悪魔は「猫を消しましょう。」と決める。
主人公は、余命がもう無いという限界ギリギリの中で毎日を生き、また選択し、また生きている。そんな主人公に、迫られた 選択。
主人公が飼っている猫はある思い入れのある、大切な猫。そして、可愛がって子供の頃から
育ててきた猫。自分と重なる。果たして、自分の命と猫の命とどちらを主人公は選択するのか。
途中は泣いてしまって、電車の中で読んでいて「しまった」と後悔
命をテーマにしていながら、重すぎることなく軽快に読むことができた。
世界から猫が消えたなら。タイトルに憤慨していた私が、このタイトルを付けた意味が何となく分かり、7日間を経て主人公の心の中の塊がほどけていくのを感じた。
現実にそんなことが起こって、私の愛猫が生きていたら私はどう選択するだろうか。
愛猫の死を嘆き悲しみながら、我が子と言いながらも命を秤にかけたとき、結局は人間である自分の命を優先してしまうのだろうか。
私はこの本の主人公のような、結末を迎えられるだろうか。
