②怪奇現象:「大量のコメが店頭に!」
小泉農林水産大臣による政府備蓄米が店頭に現れたとたん大量の銘柄米が一部の店頭に並ぶという怪奇現象が各地で起こっている。不思議である。農林水産省の発表によると、約91万トンの政府備蓄米以外に、JAや卸売業者等が約168万トン(令和7年4月末現在)もの米を民間在庫として保有しているので、そもそもこの民間在庫米を放出していれば今回のようなコメ不足は起こるはずがないからだ。つまり、民間在庫米を放出すればコメ不足や米価の高騰は起こらないにもかかわらずJAや卸売業者等は敢えてこれを行わなかったわけで、それは米価を高騰させる意図があったためだとしか考えられない。JAは米価が下落することにより手数料収入が減少しているという近年の状況を打開するために、コメを市場に放出するのを意図的に抑えたのではないか。また、卸売業者もJAの方針に便乗することによって増収を企んだために一時的なコメ不足となり、ますます米価は高騰することとなったのではなかろうか。
以上からお分かりのように、「店頭からコメが消えていたのはコメが不足していたからではなく、これらのJAや卸売業者等が倉庫に大量の在庫米を埋蔵していたから」と考えれば、この怪奇現象は怪奇でも何でもないごく当たり前の現象だと理解できるわけだが、異論のある方はこの怪奇現象を説明できる他の説明方法を教えていただきたいと思う。
