今日は2025年の1月1日、元日である。今日もまだクリスマスツリーが飾られている。一応、ベトナムも元日だけは祝日であるが、お正月感は全くない。やはりベトナムのお正月はテトである。今年のテトは1月29日からの5日間で、公務員等のテト休暇は1月25日から2月2日の9連休になるそうだ。日本の年間休日数が19日あるのに対して、ベトナムは12日しかない。その代わり、休みではない祭日が53日もある。しかし、ベトナム政府は、経済的観点から「国民の祝日」を増やしていこうと考えているらしい。

 10月6日、2024年第3四半期(7~9月)のベトナムの実質GDP成長率(推計値)が、前年同期比7.40%だと発表された。日本に比べてベトナムの経済成長は非常に好調である。ハノイの街を走り回るバイクを眺めていると、なんとなくそれが実感できる。しかし、その一方で、朝から路上でお茶やコーヒーを飲んだり、タバコを吹かしたりしている大人たちを見ていると、彼らはいつ仕事をしているのだろうかと思ってしまう。日本では路上でお茶をする人はほとんど見かけないが、カフェを除いてみるとスーツ姿の人影も少なくない。しかし、ベトナム人と異なるのは、カフェで仕事をしているように思われる点である。

 ベトナムでは、日本のように生徒だけで集団登校するという姿は見られない。小学生や中学生は大人がバイクで送り迎えすることが多い。しかし、送迎は放課後だけではない。給食のある学校もあるが、自宅に帰って昼食をとる生徒も少なくない。つまり、昼休みの送迎をするのも、やはり大人なのである。では、お昼に送迎するのはいったいどんな大人なのか?母親?祖父?それだけではない。明らかにその大半が父親ではないかと思われる!昼間に子どもの送り迎えができる父親とはどんな父親なのだろうか?

 この傾向は、ハノイのような都会より田舎でいっそう顕著で、田舎では定職に就かない父親が少なくないのだそうだ。これはホーチミン在住15年の方から聞いた話なので、まず間違いない。必ずしもハノイの場合には当てはまらないかもしれないが、路上でのんびりお茶している成人男性を見ると、金儲けのためにあくせく働いている日本人とは人生観が違うように思われてくる。ただ、露店や屋台で働いているのはそのほとんどが女性であるのだが。