<ヴィーガンVS非ヴィーガン>
今回より、前回紹介した早稲田大学政治経済学術院の下川哲准教授の「環境に悪くても牛肉を食べ続けてしまう必然説」の当否を具体例を通じて検証していくことにするが、その問題が最も先鋭化すると思われる具体例として、ヴィーガンの運動に対する一般の反応を採り上げ分析する。
分析のサンプルは、AbemaTVがインターネットで放送している番組Abema Primeで2022年の12月14日に公開された【ヴィーガン】「なぜ店舗の前で抗議?動物愛護団体PETAの主張とは」という現在も配信中での番組で、このタイトルの討論が行われた発端は、クリスマス商戦の最中の12月8日、サンタクロースの衣装を着た動物愛護団体のPETAのメンバー10数名が行った、チキンを販売する渋谷のチキン専門店の店頭で歌いながら「すべての存在のために 地球に平和を。ヴィーガンで行こう」という主張のキャンペーンであるが、Abema Primeは、「正しい主義主張の仕方って?『店の前でサンタ姿行動に賛否 適切な訴え方は』というテーマでこの問題を取り上げた。
参加者は討論に参加しないナレーターも含めると以下の通りである。
司会進行:平石直之(テレビ朝日アナウンサー)
今井レイラ(動物権利団体 PETA Asia)
市原えつこ(メディアアーティスト)
佐々木俊尚(ジャーナリスト)
田端信太郎(田端大学塾長)
田村淳(ロンドンブーツ)
田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
ナレーター:新井里美
討論の参加者は6番目の田村氏までの6人で、ヴィーガンの今井氏は今回のキャンペーンの当事者であるPETAのメンバー。そして残りの5人は非ヴィーガンであると思われる。
今回は、この番組が作成された背景についてのナレーションだけにとどめ、次回より討論の内容を取り上げていくことにするが、著作権法上、動画及び音声は使用できないので、当ブログでは、放送内容のスクリプトのみを掲載する。また、スクリプトの真偽の確認が必要と考える読者のために、この放送のYouTube動画のアドレスを添付しておく。(https://www.youtube.com/watch?v=cLG9_ITrGsk)
これは先週、 渋谷のファーストフード店前での様子。
いったい何事なのか。 サンタが持っているプラカードに書かれているのは。 「すべての存在のために地球に平和を」
「ヴィーガンで行こう」の文字です。 実はこの団体、アメリカに本部を持つ、世界最大規模の動物愛護団体、ピータ。
これまでも日本含め、世界中で抗議活動をしており、動物の権利を侵害しているとする企業に、改善を訴えたり、その実態を人々に知らせ、ヴィーガンの普及を目指してきました。 去年は、注目度MAXの恐竜の衣装で街に登場。
「動物を食べることは前時代的」「石器時代は終わってる」とのプラカードで街行く人にアピールしたこと も。 ただこうした活動には批判的な意見もあり、
「何を食べるかは自分で決めるから放っといて。」
「普通に迷惑だし、営業妨害じゃないの?」
「主張の押し付けがヴィーガンのイメージを落としてる」
ちなみに、アベプラでは、9月にも、小学校前で抗議活動を行ったヴィーガンの方を紹介していました。ただ、子どもに対し生々しい動物の写真を見せるというやり方に、疑問の声が噴出し…
「ヴィーガンとしての生き方を選んだことに関してとやかく言わないので、あなたたちも自由、こっちも自由だから、価値観の押し付けをされていることが非常に見てて不愉快だし…」
納得ができないまま、放送を終えることに。
果たして、正しい主義主張の仕方ってあるのでしょうか?抗議活動をしたピータのメンバーと考えます。
