<SDGsの12目標への関連について>(つづき)
⑥ 清潔な水と公衆衛生
目標6.すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
毎年、水不足と公衆衛生に関連した疾患から何百万もの人々が命を落とし、さらに多くの人人々は病気にかかっています。これらのニーズは特に深刻な緊急事態となり、女性や女子に必要とされる特別な衛生は、多くの場合に見落とされます。
国連人口基金は、災害や紛争地域において「Dignity Kit(尊厳キット)」の配布をしています。このキットは、生理用ナプキン、石鹸、下着、そして深刻な環境においてでも、女性と女子の健康、衛生と尊厳の維持に役立つ不可欠な供給品を含んでいます。
【国連人口基金がSDGsの目標6に関与する理由】
女性に対する公衆衛生上の配慮は、女性の尊厳の維持に役立ち、目標5と同様、女性の地位を向上させ、女性の社会進出を促進するので、最終的には人口抑制につながるというのが関与の理由である。
⑧ ディーセント・ワークと経済成長
目標8 すべての人々に包摂的で持続可能な経済成長、雇用及び適正な職業を提供するよう推進する
世界中の若者は、適正な就労機会の不足や、就労機会改善への投資が不十分であることから苦悩しています。それにもかかわらず、こうした若者世代の持つポテンシャルは素晴らしく高く、今は若者世代の人口がかつてないほどに多い時代です。世界の広範な地域で出生率が低下するなか、多くの発展途上国は「人口ボーナス」―扶養人口と比較して就業人口増加が勝る際に経済的生産性が飛躍的に伸びること―という稀有な機会に恵まれています。
しかし、この機会を最大限活用するためには、各国は適正な就労機会、教育投資の推進、十分な栄養とセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)サービスを含む保健サービスの提供を促進しなければなりません。国連人口基金(UNFPA)は市民社会、コミュニティー、政府を含む各パートナーと提携し、各国がそれぞれの人口ボーナスを活かすことができる政策を施策できるよう促します。
【国連人口基金がSDGsの目標8に関与する理由】
適正な就労機会、教育投資の推進、十分な栄養とセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスサービスを含む保健サービスの提供を促進することによって、発展途上国は人口ボーナスを有効利用することができるということだが、これ自体は人口抑制に直接つながるものではない。UNFPAは「発展途上国では、適正な就労機会が不足し、就労機会改善への投資が不十分なため、人口ボーナスが有効活用されていない。」という現状認識にまず立脚し、それを前提に人口ボーナスを活かすことができるよう発展途上国の発展に協力するということなので、経済分野での支援が人口抑制の考え方を発展途上国に浸透させるチャンスとなるというのが目標8に関与する理由であると思われる。
