<SDGsの12目標への関連について>(つづき)

 

③ 健康と福祉

目標 3. あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

 この目標は、2030年までに、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスケアへの普遍的なアクセスの達成、世界の妊産婦死亡率の削減、そして、エイズの撲滅を呼びかけています。リプロダクティブ・ヘルスの問題は、開発途上国の出産可能年齢である女性と少女の健康障害や死亡の主な原因となっているのです。

 貧困の下にある女性は、望まない妊娠、危険な妊娠中絶、妊産婦の死亡と障害、性感染症(STIs)、それに関連する問題から過度に苦しみます。同じく若者も、リプロダクティブ・ヘルスの情報やサービスへアクセスが難しいことに加えて、不均等に高いHIV感染率にも直面しており、非常に脆弱な存在なのです。

 国連人口基金は、家族計画、包括的な性教育、妊産婦への保健サービスを含む、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)を推進する上での、主導の国連機関となっています。

 国連人口基金は、様々なパートナーとともに、助産師の養成を含む保健システムの強化に取り組んでいます。助産師が適切な訓練を受けることで、妊産婦と新生児死亡の3分の2を防ぐことが可能となりうるのです。国連人口基金はまた、HIV感染予防と治療のプログラムをセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス・サービスに導入し、可能な限り利用しやすくする支援をしています。

(国連人口基金東京事務所HPより)

【国連人口基金がSDGsの目標3に関与する理由】

WHOとは異なり、UNFPAが関与する健康と福祉の促進活動は、開発途上国の女性の健康と福祉に特化したものである。それは、「セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスケアの推進及び保健システムの強化が、妊産婦の死亡率の低下及び出生率の低下の遠因となる新生児の死亡率の低下につながると考えているためで、当然と言える。

 

④ 質の高い教育

目標 4. すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

 世界中の約1億3百万人の若者は、初歩的な読み書き能力が不足しており、その60%以上が女性です。それに加えて、調査によれば、若者の大多数が、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)に関する十分な知識がないために、性感染症、若年妊娠、多くの他の懸念に対して脆弱な状態になっているのです。

 国連人口基金は、ジェンダー平等の推進をすると同時に、若者の教育と機会への投資にも各国政府と連携をしています。また、脆弱な若年女子に対し、読み書き、計算、人権と生活技能について教えるプログラムの支援を行い、若者に自身の体、健康と病気の予防について指導する包括的な性教育プログラムの開発と実施に協力しています。

 女性及び女子が、自分の子どもの出産時期とその数を選ぶ能力を備えることで、学校に通い続けることも促すのです。

(国連人口基金東京事務所HPより)

【国連人口基金がSDGsの目標4に関与する理由】

質の高い教育によって女性の教養を高めることは、女性の権利意識を向上させ、ひいては若年出産による人口増加を抑制することにつながると考えているためである。