<SDGsの12目標への関連について>
① 貧困の撲滅
目標1.あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
開発途上国の国々では5人に1人が、一日1.25ドル以下で生活しています。その他何百万もの人々は、それをわずかに上回る生活をしていて、極貧状態に逆戻りするリスクにさらされています。健康状態の悪さと教育へのアクセスの不足は、どちらも貧困の結果でもあり、貧困の永続の原因でもあります。紛争や災害もまた、社会的と経済的な安定を弱体化させ、この悲惨な状況を生み出す一因となります。
国連人口基金は、各国政府、他の国連機関やパートナー機関と協力して、性と生殖に関する健康の問題が出産可能年齢の女性や少女の健康障害や死亡の主な原因になっている開発途上国において、リプロダクティブ・ヘルスケアの改善に取り組んでいます。妊産婦のための保健サービスや家族計画などのリプロダクティブ・ヘルスケアは、女性が自身の健康を守り、出産する子どもの数、時期、出産間隔を選択することを可能にします。これにより、彼女たちは勉学に励み、仕事をし、そして家族を貧困から救う機会を得るのです。
国連人口基金はまた、少女を学校から遠ざける児童婚のような有害な慣習の撲滅に取り組み、若者たちの保健医療、能力開発と職業へのアクセスを提唱しています。健康で、教育を受け、仕事に就きエンパワーされた若者たちは、自らの前途だけでなく、コミュニティの展望も明るくします。生産年齢人口が従属人口に対して増大している国は、若者をエンパワーすることで「人口ボーナス」という大規模な経済発展を実現できるでしょう。
国連人口基金はまた、緊急事態に巻き込まれている人々のリプロダクティブ・ヘルスのニーズに対応しています。
国連人口基金は、世界の最も脆弱な人々が自らの権利を実現し、健康を維持し、機会を活用し、潜在能力を最大限発揮できるように支援をしています。
(国連人口基金東京事務所HPより)
女性教育の阻害要因であるリプロダクティブ・ヘルスケアの不足や児童婚のような悪習を解消することによって、女性の教育レベルを高め、その結果、女性の社会進出を促進することが貧困の撲滅につながると考えているというのが理由である。
しかし、ここで注意すべきことがある。それは、「健康状態の悪さと教育へのアクセスの不足は、どちらも貧困の結果でもあり、貧困の永続の原因でもあります。」という件から分かるように、貧困の撲滅は女性の社会進出の原因でもあるということ。つまり、国連人口基金の本来の目標は貧困の撲滅ではなく、女性の社会進出なのである。女性の社会進出による人口の抑制こそが本来の目標であり、貧困の撲滅は人口抑制に抵抗のある開発途上国を取り込むためのリップサービスなのである。そうすると人口問題の解決を旨とする国連人口基金が貧困の撲滅を目標、1番目の目標とする意図が理解可能となる。
(つづく)
