肝硬変で余命数年と宣告されながら、飲酒をやめられない夫。
その夫の半生をたどっています。
モラ夫物語も、なんやかんやで13話目。
さて、いつまで続きますやら![]()
モラ夫物語⑬
世界はオレのためにある?
とうとうモラ夫も高校卒業。
モラ夫の母は、モラ夫や、モラ夫の兄に家業を手伝わせようと計画していた。
家業の社長は、将来、先妻の息子が継ぐと決まっていた。その手助けを、モラ夫とその兄にさせようと母は決めていた。
モラ夫、
大学になど、当然行く気もない。
行く学力も興味もない。
母の勧めで、建築関係の専門学校へ入学することにした。
行きたくなかったが、断れなかった。それに母に、「イヤになったら辞めてもいいから、とにかく入学してくれ」と言われたのだ。
母の頼みを聞いて、大阪にある専門学校へ入ったが、授業内容はチンプンカンプン。
それに、大阪という街はモラ夫にとって魅力的過ぎた。誘惑がモラ夫を手招きした。
専門学校は、半年で辞めた。
辞めた事を親には話さずに、しばらくの間、学費と生活費は送金してもらった。
モラ夫が誘えば、女の子は面白いように釣れた。
血気盛んなモラ夫は、やりたい放題に喧嘩した。
すれ違う人と目が合えば喧嘩した。
勝率九割。
地球は、自分のために動いている。
そんな錯覚を覚える青春時代だった。
人生は、そんな簡単なものではないと思い知らされるのは、時間の問題だった。
続く。


