ここ数ヶ月の準備を経て、やっと、両親を
京都に連れて来る事ができました。

いや~、ほんまに大変やった!!

何度、関空と千歳空港を往復した事か。

JALの、シニアサポートに助けられて、
両親を車椅子に乗せてもらい、座席も
広い良い席に座らせて頂きました。
感謝ラブラブ

千歳空港から飛行機が飛び立った日は、
まれにみる好天気。

離陸の際、眼下に広がる大地。
どこまでも平らで広くて、目にしみる緑。
私が乗っている飛行機の影が、緑の上に
黒い小さなシミをつけ、
そして、そのシミは、いつの間にか
消えていきました。

さようなら、北海道。

北海道、、
ここに来るのは、これで最後かな~?
それとも、また来ることができるのかな?

京都から、母の暮らしていた苫小牧へ、
何度も通った。
今年、突然、この往復が終わりになるとは
思いもしませんでした。

母と義父を京都の高齢者住宅へ入れると
いう事を決めたのは私自身だけど、
決めた自分が言うのもおかしいが、
意外な展開でしたアセアセ

若い頃から、あっさりした性格で、人に
頼るのが嫌いな母でしたが、
現在の母は、全て娘に頼り、ワガママな
年寄りに変身してしまいました真顔

私が母を甘やかしたせいかもな~と、
反省しています。

関西へと飛び立つ前日は、札幌に住む
弟と一緒に、苫小牧のホテルに泊まり
ました。
母と弟は、別れを惜しみ、
私がホテルの母の部屋を出たあと、
母は弟を呼び出し、母と義父と弟で
酒盛りしたそうです。

次の日の朝、その事を知りました。

はっきり言って、心中複雑でしたが、
これで母と息子はしばらく会えないの
だから、仕方ないかなぁと、大人な
気持ちでスルーする事にしました。

その昔、
私が大学へ行きたいとワガママを言った
時、家計が苦しいからどうしても無理だと
許してもらえませんでしたが、
弟が高校をでる時には、「あなたは男
だから学歴は大切。大学へ行きなさい」と
言ったそうです。

結局、勉強が嫌いな弟は大学へは進学しな
かったんですけどねガーン

その論理から言うと、親の面倒を見るのは
弟がすべきなのだけど、弟は本当に頼りな
い性格なので、私が親を見る事にしました。


きっと、一生忘れないでしょう。

あの、眼下に広がるみどりの大地に落とさ
れた、小さな飛行機の影。

ちっぽけな自分が乗った、大きな飛行機。
それよりも、ずっとずっと広大な北海道の
大地。
大きな飛行機のはずなのに、
緑の海に映った飛行機の小さな影。

小さな影の中には、もっと小さな自分が
乗っている。
小さな小さな、私の人生。

その人生を作り出してくれた母。
母が私を産んでくれたおかげで生まれた
私の人生。

あとどれくらい私の人生が続くのか、
わからないけれど、確実に私の暮らしに
大きく影響するであろう母。
そして義父。

ちゃんと二人の面倒をみる事ができるか
不安だけれど、やるしかないですね。

おそらく、最初で最後の、
弟とのツーショットです。

二人とも、年とったな~アセアセ