| ■フラワーエッセンス普及協会の説明
フラワーエッセンス普及協会 (FES) は日本にも支部があります。FES の言い分から読みましょう。 フラワーエッセンスは、花のエッセンス(エネルギーの特性)のみを水に転写し自然の力で活性化されたもので花の波動水ともいわれます。 これが定義にあたるようだ。 これはエッセンシャルオイルやハーブ製品と違い、植物の抽出成分などの物質的なものは含まれていません。 ショックやトラウマから生じた心のバランスの乱れを癒してくれるというものです。 客観的で長期にわたる臨床研究にあり、豊富な経験的臨床データにもとづいたフラワーエッセンス療法の研究と実践が行われています。 経験的臨床データなので本格的な行政が認める臨床試験が効果が証明されているわけではない。 花の非常に微細な癒しのエネルギーのみを伝えるフラワーエッセンスは、ハーブやアロマテラピーと違い肉体に直接働きかけるものではなく、 身体を取り巻く生体エネルギー(オーラ)の各階層に浸透します。 そしてエネルギーセンターといわれるチャクラのバランスと機能を整えます。 このようにフラワーエッセンスは、肉体のエネルギーという非常に精妙なレベルにおいて作用し、 感情、精神、そして魂という人間の存在の本質の部分に働きかけます。 ここは協会の言い分そのままです。これで世間一般をまかり通るのか。 FESは薬事法違反を恐れてか次のようなコメントを書いています。 フラワーエッセンスを医薬品として誤認させて販売しているわけではないことを意思表示しています。 このように意思表示しても広告内容が薬事法違反であれば立ち入り検査が入るでしょう。 「フラワーエッセンスは医薬品ではありませんので、一般の治療薬の代わりになるものではありません。 個人の意識の内的成長をサポートする触媒として使用できるものです。」 |
| ■フラワーエッセンスの製造法
★日の当る場所や日程を調整します。果物、花、水、遮光ビンを用意します。 ホメオパシーの理論では、これらは原液になり、これを限りなく希釈して使用するのです。溶液に化学物質が含まれているわけではないので、 希釈してエネルギーは減衰しないとの考え方です。西洋の物理学では批判されるところです。 フラワーエッセンスには化合物はほとんど含まれていないということです。 それでもかまわないとの教えなのです。 |
| ■生理的効果と起因物質
精神的なリラックスや癒し効果を訴求するフラワーエッセンスにはローズ、ラベンダーを使用します。果物を使うときは鎮静効果があるという。 柑橘系では高揚効果があるという。アロマテラピー精油でもそのようなことは言われています。一般論になります。 しかし、フラワーエッセンスには化学物質は含まれていません。微量には含まれているのでしょう。しかし、更に極限的に希釈していくので、 最終段階ではゼロに近くなるという。それでも生理効果はあるという。ホメオパシーの考え方です。 ここでは、ホメオパシーの理論に白黒をつける目的ではありません。 アルケミー錬金術でも、生理的効果には起因物質があることを教えています。 植物を元にするメディカルハーブでも、植物体内の化学物質があるとの見解になっています。 植物由来の製品には毒性あるいはアレルギー性起因物質が含まれています。製品製造および販売者には使用者に注意を促す必要があります。 |
![]() |
| ■フラワーエッセンスとアロマテラピー精油
知られていることですが、ホメオパシーは、「極度に稀釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出す」という思想に基づいてる。 アロマテラピー精油は含まれている化学物質が化学分析されて公表されている。臨床試験も行われている。 濃縮されているので直接に肌に触れると焼けどをする。 フラワーエッセンスの効果などホメオパシー理論による効果は科学的、医学的に証明されていないのは当然のことです。 右図はフラワーエッセンスのボトルだ。 フラワーエッセンスとアロマテラピー精油も共に植物由来の製品だ。フラワーエッセンスは植物成分を発酵させているようだ。 そして大量の防腐剤を加える。また、限りなく希釈して使うので、化学成分はほとんど含まれていない。 |
アロマテラピー精油やメディカルハーブは濃縮されている。天然には希釈された生理活性物質が存在しているといわれている。 濃縮技術は人類の知恵だ。精油の水蒸気蒸留法は西暦1000年ごろにアラビアで開発されている。 植物の知恵を人間が拝借するものだ。天の恵みで人間が健康になれる。 たとえば、植物の中には希釈された多種類のテルペン系の化合物か存在し植物の生命を守っていると言われている。 そのために、蒸留して濃縮されるので、アロマテラピー精油では植物油で1%に希釈して適用する。 メディカルハーブは天然化合物を抽出法で濃縮して得る。 それを経口摂取するのですが、医学的効果が出るまでメディカルハーブを濃縮できているとは思われません。 そのために強力な化学合成による医薬品が開発されているのです。 医学的効果を持たせるためには、天然に存在している濃度より濃縮した物質が必要なのです。 ホメオパシーはアロマテラピーおよび西洋医学とは反対のことをやっているのです。ヒーリング系の宗教的レベルなのです。 またホメオパシーを用いる事で、適切な医療行為を受けないことが要因となる事故も発生している。 しかし、一般の市場に出すと薬事法の規制に入ることになります。 |
| ■フラワーエッセンスの成分表はない
化学物質を含まないフラワーエッセンスの成分表はありません。成分表があれば矛盾します。しかし、花や果物から製造していますから、 微量の化学成分は残留しているのですが、この原液を限りなく薄めてしまうのです。エネルギーが転写されているという。 要するに水を売っているのではないですか。エネルギーが転写されていることを、物理学的方法で証明していません。 ホメオパシーはかなり古いころの考えなので、現代の科学技術の前では沈黙してしまう。瓶の中の液体にエネルギーがあるというが、 定量的に証明されていない。強いエネルギーなのか微弱なエネルギーなのか、極限まで希釈しているので微弱なエネルギーだと思う。 すべてを極限まで薄めているので定量検出限界外ということなのだろう。 |
| ■ホメオパシーは非科学的な呪術
ホメオパシー(Homeopathy)は21世紀でもっとも成功している呪術である。 暗示や思い込みが重要だと言っている。これは皮肉な言い方だ。 ホメオパシーの理論を突き詰めれば、「水に溶けているどんなものよりも、何も溶けていない水のほうがよく効く」という矛盾を孕んでいる。 Samuel Hahnemann(1755年 - 1843年)がホメオパシーを創始したとき、まだ物質の基本的知識はなかった。 よって、ホメオパシーはその後付け加えられた根拠のないアドホックな仮説にすぎない。 ただの水や飴玉が薬の代わりになるはずはない。おまじないの効果もないだろう。 ホメオパシーの理論は既存の物理や化学の学問と合い入れない。更に、その効果を明確に示すことができない。 医療に関する誤った知識は危険である。 医学の知識のない者に医療に関するアドバイスを受けることも危険である。 ホメオパシーが効く(プラセボ(偽薬)効果ではない)と信じている者は、科学的な論考ができない人物だろう。 |
| ■ホメオパシーは世界的広がり
江戸幕府はガマの油の行商を取り締まったという。今でいうと、薬事法違反だ。それに近い行為は今でもある。 駅頭で、何かを売っている。不良品が出た時には、店はない。これもガマの油とかわらない。 日本でもそのような行商はいくらでもある。 ホメオパシーの医科大学もあり、クリニックを開業しているひともいる。乱暴な外科手術をやって死なせてしまう医者より親切な医者がいるのか。 フラワーエッセンスの中身には何もない。エネルギーが入っているという。消費者はエネルギーの対価を支払ったので詐欺ではないとする。 中世のイギリスにホメオパシーが広まった時代があったようだ。それが現代まで伝わってきたようだ。 ホメオパスは一定の権利をもってきたのだ。政治的な発言力もそれなりにもっていたのだろう。 貧しいひとから金銭を取ることが悪いことではなかった時代があったようだ。 貧しいひとは、それだけで悪行をつんでいるとみなしたようだ。 |
