メントン | forestwalkingのブログ

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2013年の暮れに、突然この世を去られた、理学博士 藤田忠男先生の研究を掲載していくブログです。

化合物メントンの役割
■ペパーミントのメントン

ペパーミントに大量に含まれているメントールが主作用を及ぼすが、わずかに含まれるメントンも特徴成分といわれる。 メントンの正確な薬理作用は分かっていないが、毒性をもつことは分かっている。 残念ながら、毒性の詳細は分かっていないのが実情だ。有益ではない化合物の研究には興味がないのだ。



■メントンの化学構造

化学構造をみると C=O カルボニル基が存在する。メントンは植物の二次代謝物で生き延びるのに有益なはたらきをしているはずだ。 このようなケトン類はひとには有害になる。ペパーミントの長期に渡る暴露による使用が懸念されているのは、このケトンが含まれているからだ。 つまり、芳香浴や施術を長期的に行うのは注意すること。 右図のように立体異性体が存在する。一般的にケトン体は毒性がある。精油化学成分の中に毒性の物が含まれていて当然だ。 身を守るはたらきをしているのだろうか。



■メントン Menthone

Menthone (2S, 5R)-trans-2-isopropyl-5-methylcyclohexanone には2つの不斉炭素がある。図は光学異性体の表示で (-)-Menthone ともかかれる。

酢酸メンチルはモノテルペンアルコールの l-menthol と酢酸とのエステル。

メントールはアルコール類で水酸基 OH があるが、メントンではカルボニル基に置き換わっている。これを置換基という。 化学的性質および生理活性が大きく異なっている。