ガイドの夏休み第一弾・中央アルプス幸ノ川沢登り | forestsideのブログ

forestsideのブログ

国内の山岳地帯をガイドします、登山ガイド・森脇のブログです。

毎年お盆は仕事を入れず、ガイド仲間と山に行くのですが、今回は中央アルプス、木曽駒ヶ岳の北西にある幸ノ川に沢登りに行きました。

前日は時間があったので、渓流釣りに。
自己記録更新の35センチの岩魚が釣れました。
晩ご飯に刺身として頂きました。感謝。
他に塩焼き用に3匹程釣って仲間と合流。
沢近くの廃スキー場で宴会デレデレ生ビール

翌朝は6時に出発。
最初はつまらない林道歩きで、登山道が渡渉するポイントで入渓。
最初の滝。この沢は花崗岩と玄武岩で構成されており、グリップが効き、ガバも多いのでほとんどの滝を大高巻きする事なく登っていけますデレデレ

ミルクレープ?バウムクーヘン?のような地層。

1番の大きさを誇る、スラブ大滝。

下半分を終えて。スケールがでかい!

ここも快適に登れます。
慣れたメンバーなので、極力ロープを出さずにスピーディに通過していきます。

一つの滝を超えるとその先にすぐ次の滝という、滝マニアには垂涎の沢。酔っ払い

冷たい水でも元気いっぱいのハコネサンショウウオ。
昔、クロサンショウウオを天ぷらにして食べた事ありますが、シシャモの様な食感と味でした。

どの滝もルートを選べば、確保無しで行けそうでしたが、折角ロープやプロテクションを取るギアも持って来ていたので、少し難しそうなルートで登る事にしました。
岩が脆く、水圧もなかなかの楽しい登攀でした。

高度感のあるトラバース滝汗

終盤の滝。滝が多過ぎて、少々飽きてきてます。

標高2,400m付近まで来ると水量も乏しくなり、ゴーロ歩きに。この先の狭まった辺りで登山道と合流し、遡行打ち切り。

登山道といっても崩壊甚だしいポーン

10分程で7号目避難小屋。バイオマストイレ付きの綺麗な小屋でした。
スタートしてから4時間程でここまで来れました。まぁまぁのスピードで来れたと思います。

後は登山道を駆け下り、ゴール。
右奥の谷を雲のかかっている辺りまで登ってきました。
日帰りで行ける沢としてはスケールも大きく、慣れた人なら初心者でも(体力は要りますが)行けるお手軽な沢でした。