晩秋の南アルプスへ。仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳 甲斐駒ヶ岳編 | forestsideのブログ

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国内の山岳地帯をガイドします、登山ガイド・森脇のブログです。

3,000m級の山々は冬の気配が色濃くなる中、北沢峠を起点に甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に登ってきました。

今回のクライアントはどうしても2峰登頂したいとのことでしたので、北沢峠に前日入りしました。

 

南アルプス林道の紅葉もだいぶん標高を下げてきましたねぇ。ガスがかかり残念ながら主要なピークは拝めず…雪でも降ってそうです。

 

この時期はこもれび山荘も静かなものです。宿泊者は4名ほど。チョキ

日が沈むと寒くなってきましたが、この日から薪ストーブが稼働したのでポカポカでした。

 

ご飯はハンバーグにカレー。デザートは巨峰ムース。

 

翌朝は6時出発で、双子山~駒津峰~山頂~仙水峠~北沢峠のコースで歩きました。

聳える双子山。急登の始まりです。走る人

 

双子山山頂からの駒津峰と甲斐駒本峰と摩利支天。まだここで4合目。

 

昨日はバスから見えなかった鋸岳もお目見えしました。

 

翌日登る仙丈ヶ岳もくっきりと。手前は双子山。

 

駒ケ岳の白い岩壁は威圧感が凄い!目

 

ルートは雪も解けて岩も乾いていたので、直登コースで行きました。

3点支持さえ守っていればなんてことはない岩場ですが、梯子や鎖は設置していないので経験者向けコースと言えます。

 

落ちたらヤバい所もあるので確保しながら登ります。

クライアントは剱岳も登頂された方でしたが、高度差のある岩登りには少々疲れたようです。

 

山頂の駒ケ岳神社奥宮へ無事到着。

風もあまりなく北岳~間ノ岳なども望めゆっくりと過ごせました。

 

信仰の山らしく至る所に石仏が安置されています。

 

東峰にも行きました。こちらは大国主命が祀られています。

 

帰りは巻き道から下山。これから向かう摩利支天が格好よく見えていますね。


摩利支天ピーク。剣が至る所に刺さっています。選ばれし勇者なら抜けるのかな?

 

今回のベスト紅葉は摩利支天の裾野周辺でした。

 

ゴロゴロと歩きにくい仙水峠を抜けて…

 

苔に癒されて無事に北沢峠に到着!!

 

2日目のご飯はサーモンのホイル焼きに鶏とタケノコの煮物、アップルケーキでした。

おいしゅうございました。

 

夜の時点で翌日は雪予報。

甲斐駒ヶ岳が晴れたので仙丈ヶ岳は雪でも良いと仰るクライアントでしたが、果たして天候は如何に!