京都 鶴屋吉信
紅梅殿(こうばいでん)〜
太宰府に遷された菅原道真公が
幼い頃から住んでいたのが “紅梅殿” というのだとか
都を離れることになり、詠んだ句を
仮名で書いたのは
3年前の春
東風(こち)吹かば
匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて
春を忘るな
書を、書いていたときは
意味なんて考えてなかったのに
このお菓子を眺めていたら
ふわぁーーっと
ことばに、意味が乗っかってきたのです
梅の花、に
好きなひとへの思いも
のせているのでしょうね
うふふ
好みでは甲乙つけがたい、桜餅さん
(どちらかといえば、道明寺派です)
名前に、どんな思いが込められているのか
さらっと通りすぎてしまわないで
よかったなあ、と思いました
また、来年も
お逢いしましょう
3 February 2021