『 軽いもの 』



重荷になるものは
もう何一ついらぬ

年をとると
すべて軽いのが
何よりの願いだ

軽い布団
軽い服

軽い履きもの
軽い食事

ただ軽口のひとだけは
敬遠しよう

そのほかはみな
軽いのが一番いい








昨年9月から痛めている腕の筋肉(包というらしい)。持つもの身につけるもの、すべてを軽いものにした。
ようやく、痛みだけは引き、すこし重いものも持てるようになったのでした(先は長い)



年度末と年度はじめの2週間
がんばったので、ごほうびです

(2週連続、3連休満喫中)♪














坂村真民
『詩集 念ずれば花ひらく』
サンマーク出版 (1998年)
より引用