サムタイム ふと寂しくなったとき

サムタイム 心重くなったとき


いつも見ていた 


流れるような潮の速さ

砕け散る波しぶき


心の中のありったけ

砕いて流してしまいたいと




サムタイム 嬉しいことがあったとき

サムタイム 心明るくなれたとき


ずっと見ていた


空の青さ水面に写して

揺らめくゆりかごの波


心の中のときめきを

そっと育み続けようと


誰もが持ってる 光と影を

時に激しく

時にやさしく


世界に繋がる

この一滴の雫を

空の青さに 波の白さに

静かに溶かせて


誰かの元に 届けよう

この海に生かされた

命の欠片輝いている限り


この空と海のあいだに

刻まれた記憶の中に

確かに息づく

希望の光として