みなさん、
今日は物の固さについてお話したいと思います。
固さには表面的な硬さ・・・硬度
内面的な堅さ・・・靱性
のふたつがあります
硬度は表面に傷が付きにくいことです。
靱性は粘りともいい、叩いても割れたり砕けたりしにくいことです。
硬度の高いものの代表はみなさんもご存知のダイヤモンドです。
表面は地球上ではダイヤモンド自身でしか傷を付けられません
しかし靱性はそれほど高くなく、また劈開性という特徴もあり、
一定方向に力が加わるといとも簡単に割れてしまいます。
みなさんでもハンマーでダイヤモンドを叩き割ることが出来るのです。
その対極にあるのが翡翠です。
翡翠は硬度的には低く傷を付けるのは簡単です。
しかしハンマーで叩いても滅多な事では割れません。
そうです靱性(粘り)が高いからです。
ダイヤモンドの輝きには魅了されますが非常に脆いのも事実です。
翡翠は傷は付いても表面が柔らかいので簡単に磨き直しが出来ます。
ダイヤモンドは硬いので磨くのにもダイヤモンドでないと磨けません。
われわれは多少傷付いてもすぐにリセット(磨き直し)が出来る粘り強い翡翠の
ように生きたいものです。