波乱万丈の物語であり、リアルな官能描写もあって楽しめたが、主人公はイタリアの伯爵令嬢で、次から次へと主人公に言い寄る男は美形でお金持ち。その男たちが結局は彼女の踏み台のようになっていく。
私は 意欲的で目利きなクラブホステスを連想した。

 

中の文章で、彼女が務めたオートクチュールでのクリスチャン・ディオールの言葉
「黒は死を意味するわけではない 中国人の喪服は白いだろう? 死は暗い色をしていないんだ 長い旅の出発点が暗く悲しいものであってはならない 黒は待つことを意味する色だ この色は身体が休んでいる時 体形を覆い隠すが 身体が動き出した時 その影を引き立てる欲情の色ともいえるだろう 黒い色を着た女は自分の身体がこの色に生命を与えていることを自覚していなければならない この色は女性の魅力を限りなく引き出し 見るものの欲情をそそるんだ 黒こそ君にふさわしい色なんだ ビアンカ」