競馬が好きでも、オッズ(配当)の構造を理解している人は意外と少ない。

先週のシンザン記念の3連単を例に、基本的な考え方を説明します。

 

JRA発表データによると、

 

売上  ¥2,815,796,000

配当  ¥112,900

 

売上は約28億。

とはいえ、3連単の還元率は72.5%なので、売上のうち還元されるのは

 

¥2,041,452,100

 

これを3連単投票者で奪い合うということになる。

 

(勘違いしている人が意外と多いので敢えて言うと)単勝だけ買ってる人にはこの売上は一切関係ない。

単勝の配当は単勝の売上の中で、ワイドの配当はワイドの売上の中で、決まる。

 

さて、売上(控除後)と配当がわかれば、自動的に的中票数がわかる。

 

¥2,041,452,100÷¥112,900= 18081.94…

 

配当の端数(10円未満)は切り捨てなので、

 

18081票だった場合、

¥2,041,452,100÷18081=¥112,905.92…

で配当112900円。

 

18082票だった場合、

¥2,041,452,100÷18082=¥112,899.68…

で配当112890円。

 

以上から、的中票数は 18081票で確定。

(自分で計算しなくても、JRAサイトで調べれば出てくる)

 

ここからが本題。

 

1票持っている毎に112900円を得られるわけだが、

ここでは、的中票を大量に買っていた場合に配当にどう影響するか、を考察してみる。

(地方競馬でよく見る、5番人気の単勝を100万買うと急に1番人気になるような現象が、どのレベルで起こるかを見てみる)

 

 

こんな感じ。

 

中央競馬はすごい。

1人で「2→1→10」を100票(1万円分)持っていても、配当にはほとんど影響がなく、1128万4000円受け取れる!

今回の的中者の中にも、それくらい投票している猛者はいるかもしれない。

 

しかし、1人で「2→1→10」を10000票(100万円分)持っていたら、11億受け取れるのか?

というと、そうはいかない。払い戻しが7万円まで落ちるので、受け取れるのは7億である。

 

1人で「2→1→10」を1000000票(1億円分)持っていたら、その時の3連単配当は2070円。

1129億受け取れるぞと思って「2→1→10」を1億円分買ったとしたら、受け取れるのは20億というオチ。

このとき的中票数は101万票。ここまで来ると、やっと、「2→1→10」が3連単1番人気になる。

 

実際に当日の3連単1番人気だった「5→10→3」の組み合わせは、投票が345989票あり、配当5900円。

「2→1→10」とは票数が20倍くらい違う。当然配当も約20分の1。

 

ということで、3連単の中穴レベルをねらう際、中央の重賞くらいの規模だと、

1つの組み合わせを1万円買っても、たいしてオッズに影響はないのでご安心を。という結論です。