アンコウフックを使うとロープが枝又に挟まりやすいという問題は認識していました。
実はメインロープの先端に取り付ける小型のスキッドコーン的なアイテムを試作したりしていたんですが、全然役に立たずにお蔵入り。
そんな中、ニックさんがフックにハウススリーブを取り付けることで枝又とロープの接触を断つ殿様フックを公開してくれました。
なるほどね~
その手があったか!
中通し式という発想はあったが、そこにメインロープを通すことは想定外でした。
悔しいので殿様フックとぽろり君の融合です。
ただの融合だと面白味が無いので、新機能を追加したいと思います!
殿様フックを実際に使う姿を想像すると、、、
ハウススリーブとフックが分離できる。すなわちハウススリーブを樹上に置いてフックが回収できないと、ちょっと辛いかな?
クライマーが上がるまでロッドをそのままにしておくのは、ロッドを折ってしまいそうで怖いし、他のポイントにロープを掛けることができず、効率低下しそう。
と言うわけで、5号機は樹上でハウススリーブを切り離しを試みました。
全体像はこんな感じ。
動画はこちら(42秒)。
スムーズとは言い難いですが樹上でハウススリーブの切り離しができています。
実際の使用方法としてはメインロープの引き上げ(引き込み)が完了するまではハウススリーブをフックで押さえておくのが良さそうです。
新たに作ったパーツは2種類
一つ目はフックとスリーブを固定するパーツ。
面ファスナー(柔らかい面)と結束バンドが主な素材
二つ目はウェイトストッパー。
アルミ線と面ファスナー(硬い面)が主な素材。
フックとスリーブの固定部
面ファスナーの両端を二つ目のパーツ(硬い面)で固定。
硬い面ファスナーは紐でウェイトストッパーに繋がっており、ストッパーがウェイトに引っ張られると面ファスナーが外れて、フックとスリーブが切り離し可能になります。
ちなみにウェイトはストッパーと一緒に降りてきます。
動作確認結果
とりあえずはOKですが、面ファスナー(硬い面)の取り付け位置がかなりシビアで、面ファスナーが外れなかったり、フックを枝に掛ける前にスリーブが落っこちる頻度が高すぎです。
面ファスナーより金属パーツで締結部を作った方が良さげな気がします。
これで、ぽろり君関係のアイデアは出し切ったかな?
後は完成度を高めていく感じですね。