これの続きです。
最軽量アンコウフックのグルグル部に被せる潤滑樹脂の準備ができたので、グルグル部本体の工作です。
外径5㎜の中空パイプで作る予定だったので、曲げ加工の練習
何度やっても外側に亀裂が入ってしまって失敗。
思っていた以上に難しいので、いったん断念(笑)
別の方法に逃げます。
スチールワイヤーを曲げてPTFEチューブを被せてみたり、スプリングを切ってPTFEチューブを被せてみたりしました。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、PTFEチューブの断面が潰れてしまっています。
これでは実質の曲率半径Rが小さくなり、ウェイトを引き上げる際の抵抗低減効果が目減りしてしまいます。
特に画像の上と下の小さめなのは抵抗大き目、真ん中の大きいグルグルは使えなくないかな?って感じ。
3つとも2.8~2.9g。なのでこれ以上太いワイヤーは重量的に使えない。
やっぱりパイプで作るしかないようです。
と言うわけで、練習再開
手持ち材料が底をつきかけた時、ついにできました!
とにかくゆっくり、少しずつ変形させるのがコツの様です。
形状的には完璧とは言えませんが、十分に抵抗も小さい。
重量もPTFEチューブを含めて2.92g(元のグルグル部は3.28g)。
強度的にも全く問題なさそうな剛性感。
と言うわけで、次の試作品に搭載するのはこの子に決定!
いやー
本体加工までの道のりが長すぎる(笑)
編集後記
アルミパイプの加工は難しかったけど、出来上がったモノの見た目で想像する重さと手に取った時の重さのギャップ。
重さから想像する剛性感と手で曲げようとした時の剛性感のギャップ。
事前に計算して分かっているつもりだったけど、脳がバグります。
知識と実体験って、やっぱり違うんだなーと再認識。