ニューヨークでは美術館、コンサート、

スイーツを堪能しました。

 

 

メトロポリタン歌劇場でオペラを2回鑑賞しました。

 

左側の建物がオペラ劇場。

右はフィルハーモニーの演奏会場です。

 

 

サンディエゴにもオペラはあるけど、

年に数回しか上演しないし、

上演日数も数日しかありません。

 

メトは世界のメトだけあって、

日本では滅多に上演されない、

珍しい作品も多いです。

 


劇場の雰囲気が大好きです。

 

1回目はグノーのロミオとジュリエット。

 

 

ロミオ役のテノールは、

繊細な高音と温かみのある低音、

両方とも美しくてよく響き、

情感のこもったロミオを

演じていて、感動しました。

 

 

このBenjamin Bernheim

という歌手、ググったら、

「テノールの新星」と評されているそう。

 

私、聴く耳あるわ笑笑

 

 

2回目はヴェルディの運命の力。

これは休憩を含めて4時間以上の大作。

終わったのは夜11時半近かったです。

 

 

主役のソプラノは迫力があります。

この日のテノールはアメリカ人の

Brian Jagdeという、ロミオ役の

テノールとはまた違ったタイプの歌手でした。

 

 

 

運命の力は、18世紀の悲恋物語ですが、

演出家が手掛けた舞台装置は、

現代のものになっている部分がありました。

 

 

もともとのオペラの話では、

主人公の男性が

18世紀のオーストリア継承戦争に

参加する、というストーリーなのですが、

 

戦場の舞台装置は、

柵の上に有刺鉄線が配置され、

柵の片方にはテントが張ってあって、

 

戦場というより、

テキサスとメキシコの国境の壁

みたいに見えました笑

 

 

そして最後の幕は、オペラの話では

修道院で展開しますが、

今回の演出では、ボロボロに荒れ果てた現在の

町に、浮浪者が溢れ、ショッピングカードに

積んだ食料を争います。

 

これも、アメリカのどこかの町みたい・・・笑笑

 

 

主人公の女性が、

実の兄に殺害されてしまい息絶える・・

という結末で、

 

その時にソプラノが歌う

平和を願うアリアは有名です。

 

 

舞台装置は、

不条理なあらすじを通じて、

現在の世界で起こっている様々な

状況に対して、

平和を願う演出家のメッセージなのかな、

と思いました。

 

 

 

メトから徒歩圏内のホテルに

宿泊したので、

オペラの後は、夜遅くでも歩いて

帰ることができました。

 

ニューヨークの町は観光客などで賑やかでした。

 

 

つづく、、、、