長男とスーパーに買い物に行き、セルフレジで会計しようとしたときのこと。
私が商品かごを置く台の前に、女の子(見た目から、小学校高学年~高校生くらいの年齢)が立っていました。隣りのレジで会計中の母親の、子どものようです。
女の子がその場にいたままだったので、私は隙間から商品かごを置きました。
長男は、商品をスキャンするため、そのかごの前(女の子の前)に立ちました。
そのとき、隣りで、「押された?」みたいな会話が聞こえたのですが、私は気にせず、長男とともに商品をスキャンしていきました。途中で、隣に父親らしき男性が合流しました。
私がお金を支払っているとき、父親と思われる男性から、「うちの子ども押したんだろ?人の子ども押しといて、すみませんくらい言えねーのかよ」と凄まれました。本当に、突然です。
これはまずい。と私は瞬間的に思い、「押したつもりはありませんが、そうだったのならすみません」と答えました。
そして、母親と思われる女性からは、「どいてほしいなら、どいてって言えばいいじゃない。なにも言わずに押すことないでしょ」と批難めいた口調で言われました。
そして、親子は去っていきました。お釣りを取り忘れていて、店員さんに呼び止められていましたが。
そのときは、驚きと恐怖で、言葉が出ませんでした。
一部始終を見ていた長男が、「あの人、口悪いねー。じゃねーのかよって言葉、言っちゃいけないよね」と言いました。
長男が、恐怖心を抱かなかったことは救いです。
しばらくして冷静になり、いろいろ考えました。
私は、女の子を押したのかな。かごが当たったのかな。もしくは、長男が押したのかな。
だったら申し訳ないけど、こそこそと母子で事実確認して、戻ってきた父親が突然怒鳴るのはどうなんだろう。
私たちをジーッと見つめたまま、動こうとしなかった女の子は、何かを抱えていたようにも思います。
両親はこれまでに、似たようなことで、嫌な思いをしてきたのかもしれない。だから、すぐに怒りに火がついたのかもしれない。
単純に、娘を大切にしているだけかもしれない。
私は、何も言わずにかごを置いてしまったので、もう少し周りを気遣って行動していかなきゃなとは思います。(ただ、親のいる前で子どもに声をかけることは、「あなたの子どもがここに立っているから困っているんだ」という意味なので、なかなかはっきりとは言えません。私は、曖昧にしがちです。)
相手の立場や気持ちをいろいろと考えてみましたが、やはり、怒りをそのまま相手にぶつけるのは、大人のすることではない。
その事実だけは、私は納得できません。
ただ、一方的に相手を責めてくる人が、世の中に一定数いるというのも事実。
腑に落ちなくても、さっさと謝って逃げてしまう方が、危険な目に遭わなくて済みます。仕事じゃないので、身の安全が最優先です。
社会に出れば、理不尽に怒られることがあります。
自分はいいけれど、子どもたちはそんな目に遭ってほしくないなぁ。
でも、そういうこともある、そんなときどうするかと考える機会も必要だと感じました。
今は、多様性の時代です。
多数派でも少数派でも、誰かが我慢したり合わせたりするのではなく、互いの歩み寄りや思いやりが大切だと思います。
相容れない部分や理解できない部分があってもいいから、そういうものだと互いに思いやる気持ちがあれば、気持ちよく暮らせるはず。
理想かもしれませんが、一人ひとりが意識できればと思います。