最近、仕事関連で、小学校中学年向けの児童書を読んでいます。
みんなのため息図鑑
作:村上 しいこ
絵:中田 いくみ
出版社:童心社
ほたるとワタルの物語
作:小手鞠るい
絵:泉 雅史
出版社:金の星社
ぼくのなかみは なにでできてるのか
作:かさい まり
絵:おとない ちあき
出版社:金の星社
せなちゃんのえくぼ
作:みとみ とみ
絵:藤原 ヒロコ
出版社:ポプラ社
本屋さんで選書しながら、低学年、中学年、高学年、中学生向けのそれぞれの本を読み比べました。
低学年向けは、動物やキャラクターが主人公といったファンタジー系が多いですね。絵本からの繋ぎだからか、絵が多め、文字は大きめ、読みやすさ重視です。感情表現も直接的で分かりやすい。
中学年向けになると、現実世界が舞台となる本が増えていました。ストーリー性があり、友達関係が複雑になってくる様子が描かれます。心理描写も少しずつ深くなっていました。
高学年、中学生向けになると、パラパラとめくっただけでは内容は把握しきれません。ジャンルも様々で、展開も本格的になっているのがわかります。
私が求めていたのは、現実世界の、人間関係をテーマにした物語。
先に挙げた四冊のような内容です。
今の時代らしく、多様性が感じられました。
また、中学年向けは、文章が分かりやすいのに、いろいろと考えさせられました。
9~10歳という、自分を客観的に見ることができるようになる発達段階をふまえて、どの作品も巧みに描かれています。
村上しいこさんの作品は、長男が「日曜日」シリーズにはまったときに、何冊も読みました。
このシリーズは、不思議な世界観なのですが、登場人物の何気ないやりとりが深いのです。考えさせられます。
「みんなのため息図鑑」も、期待どおりの作品でした。
普段は、長男とともに絵本~初歩の児童書ばかり読んでいます。
その先の児童書を読むことはとても新鮮でした。
様々な立場の人がいることを知る。
様々な考えをもつ人がいることを知る。
子どもたちの世界は、本当に小さいですよね。
自分の身近なことが全てなので、読書を通じて視野を広げてほしいです。
小さな小学校に通う我が子たちには特に、今いる場所が全てじゃないんだよ、と伝えていきたいです。