フォレスタの「望郷じょんがら」。
自分の中で、「津軽恋女」と同じような位置で、とても好きな曲です。
どちらも歌い出しは、
小笠原さんの泣きの歌。
小笠原さんの周りに、背景に、吹雪く日本海が見えます。
涙が出そうです。日本人だからでしょうか。
望郷じょんがらは
引くに引けない、情けなさと、過ぎてしまった時間と
葛藤と、狂おしいまでの郷愁と、
ごめんなさいと。
細川たかしさんの、歌と歌の合間、瞬間に
細めた目に宿る景色や
どっしりと重心を下半身に据え、
心の荒海を底からひっくり返すかのような大サビに
言葉を失います。
袴姿というものが、日本人の男性にこんなにも格好良いものだと
細川さんの厚みのある体に思います。
それを華奢な小笠原さんが背負って
歌い始められる所が、
フォレスタの魅力や武器の一つであるなと感じます。
懐の深い、フォレスタというグループの(^^)
フォレスタの望郷じょんがらと言えば
ハッと驚き、感動したことを思い出しました。
ラストです。
画面が引いて全員の姿が映る場面。
塩入さんの歌声が、小笠原さんの歌声に寄り添っている!
それに気が付いた時、すごく安心感を覚えました。
小笠原さん、マイクの位置を変えられているのか、声を大きくされるのか
「夢ん中~」のところでは声が後に伸びるに連れて響いてきます。
その細部の、最後まで。
声のポジションとしては離れているだろう、メインの方の歌声に、
自然に寄り添われているように聴こえます。
大人数の歌の中で、
主旋律の方の歌声を意識しながら、
ご自身のお仕事を全うされるのだなと。
なぜだかそこに、とても安心感を感じます。
なぜなのか。多分、
最も全体を活かすために、自然に意識を張り巡らせていらっしゃる
このところに嬉しくなるのだと思います。
塩入さんのソロも勿論ファンですが、全体の中での仕事ぶりに、
また惚れ惚れとします。
塩入さんに限らず、メンバーの皆様そうです。
ここで、
フォレスタではないお話ですが
昔の宝塚の娘役さんについて、
こんな書評を目にしたことがあります。
大勢が、トップスターの後ろで踊る舞台の場面にて。
大勢の中の一人の娘役さんが、
中央で輝くトップスターの方の動きと、完全にリンクした動きで
踊っていらっしゃったそうです。
(紫ともさんという方のことです)
大勢のハーモニーの中で、
小笠原さんの歌にリンクしている塩入さんの歌に、
そのエピソードを思い出します。
例えば、
今井さんはメンバー全員で歌われる大曲の時など、
マイクを口から完全にずらしていらっしゃる。
ご自身の声量を、きっと必要以上に拾わないように。
全体に相応しいだけ拾うように。
澤田さんも高音のハモリの時など、やっぱりマイクは離していらっしゃって。
職人技だな、
何回マイク試して「ここだ」という位置を見つけたんだろう?
なんて思いながら観ています。
望郷じょんがらから色んな所へ話が飛びました。
フォレスタの皆さまの歌声に、今日も尊敬と感謝をいたします。