6月上旬に栃木県佐野市の食品工場に赴任したケイ・ショウロとトウ・セイの2人。電話で無事着任の連絡を受けると、次の2人の休みの日に早速出かけた。後に自分の給料でパソコンを買うようになったが、この時点では携帯やパソコンを持たない2人との連絡方法は手紙か公衆電話しかなかった。
    仕事はセブンイレブン向けの弁当・惣菜や調理パンなどの製造で、365日操業。連休などの繁忙期にはシフト変えなどもあるが、各人は原則曜日指定の週休2日は恵まれた待遇と言える。中でケイさんが日・月の休み、トウさんが日・火の休みなので2人が休みの日曜に行くことが多かった。宿舎の寮は2階建て8部屋のアパートで、部屋は2ベッドの1K、トイレ・風呂は付いていた。ほかにも同じようなアパートがあるらしいが、このアパートでは全員山東省出身の中国人である。工場までは2キロほどだがマイクロバスで送迎してくれる由。
   私の自宅からは車で東北道経由1時間半くらい、電車では中央線-湘南快速-東武線乗換えで2時間強、徒歩を加えると2時間半以上かかる。おまけに車だと佐野周辺を乗って回るのに便利なのだが、昼の食事にビールが飲めないのと帰りに1人で運転していると眠くなるのが難点であった。結局2人が翌年の4月に帰国するまでの間に20回ほど佐野に通った。それとは別に東京に出て来てもらって何度か東京案内をした。それはまら後日紹介することにする。

【写真】 上段左から順に  ①広大な敷地にブランド店が並ぶ佐野プレミアム・アウトレット ②初詣で知られている佐野厄よけ大師に参拝 ③トウさん(奥)は料理が上手い ④3人でよく食卓を囲んだ ⑤町のシンボルの城山公園で ⑥日本百名水の出流原弁天池 ⑦日本のトランプゲームを教える ⑧市内のカラオケ店にて