中国で日本語教師として教壇に立った体験を[日本語教師の中国滞在記]として北京編および山東省編を連載で綴って来た。中国での滞在を終え日本に帰国してからは研修生として日本にやって来た教え子との交流が待っていた。今度はそれをまとめ、何回かにわたって連載してみたいと思う。
いつも「研修生」という言葉を使うが、公式には「外国人技能実習生」という。発展途上国の若者を日本の産業の中で働きながら技能を習得させ、帰国後祖国の産業の発展に寄与させ、日本にとっては不足する若者労働力を補う意味合いを持つ制度である。期間は1年と3年に分かれる。来日するのは中国人が多く、あとはベトナム、インドネシアなどの東南アジアからだが、本来の趣旨とは異なり賃金の高い日本への出稼ぎ目的が多い。日本側でも一部では制度を悪用した過酷な労働や低賃金労働が問題化した。私の教え子はほとんど、あこがれの日本で仕事をしながら日本語もレベルアップしたい者で、幸い悪質な被害に遭った者はいなかったようだ。
私が帰国した時点で既に9人の教え子が日本に来ており、その後11人がやって来た。滞在先は北海道から九州まで。東京からは遠く、結局慰問に行けなかった者が6人いた。会社現役なら出張にかこつけて行けたのだろうけど年金生活の悲しさ、悔やまれるところであった。なお研修生の慰問や東京案内にとどまらず、来日出張者との再会もここで取り上げたい。
写真は順に①千葉・鴨川 ②長野・鹿教湯温泉 ③静岡・清水 ④栃木・佐野 ⑤和歌山・勝浦 ⑥さいたま市 ⑦熊本・八代 ⑧栃木・宇都宮
