前に、2年生の自己紹介票に書かれた日本語科の学生の意識について触れたことがあるが、今回の1年生の自己紹介票でもほとんど同じことが書かれていた。即ち『日本語を習う理由は日本やその文化が好きであること、日本に行きたい(留学や旅行)こと、日本語を使う仕事をしたいこと。日本で関心のあるものはアニメにサクラ、お寿司』等々である。アニメについて言うと、確かに中国のテレビで観たものは色彩も動きも稚拙で日本のレベルからは相当遅れており、日本のアニメを観たらとても中国のものは観られないということは分かる。そういえば北京の実験学校でも美術コースの高校生が日本のアニメを観たいために日本語を志願して来たことがあった。
授業の2週目に教科書を離れてアニメの時間を設けた。その中で、みんなが知っている日本のアニメやマンガのタイトルを挙げてもらった。そしたら学生たちは生き生きして我も我もと教壇に上がり黒板に書き出した。【写真左】 その数40か50。圧倒的に私の知らないものが多い。 私がすぐ分かったのは[名探偵柯南][千与千尋][一休][犬夜叉][機器猫(ドラエモン)]くらいだろうか。私が知らぬ過ぎるのかも知れない。最近もこの時の教え子に[ワンピース]のことを教えてもらったくらいである。同僚教師のモリキさんは(中国人だとしても)大学生がマンガなんて幼稚で堕落している 、として蔑視していた。私は海外でも人気の高い日本のアニメ・マンガは日本のカルチャーの一つであると認めてよいのではないかと考えている。いずれにしても中国での日本のアニメ・マンガ人気は凄く、私は日本から買って送ったマンガの雑誌や単行本を学生たちに披露して、宿舎内でも貸し出しでも自由に利用してと伝えた。【写真右】
なお今度1年生の授業の通訳をしてもらうことになったタケシ君は、アニメを日本語で不自由なく読みたい(観たい)ために独学で日本語を勉強した、というほどのオタク。その彼は全60巻ほどの「名探偵コナン」の内5、6巻を除いて揃っていると聞いていたので、冬休みにその欠けているものを買い揃えてプレゼントしてあげた。

我も我もと黒板に書き出す学生たち/日本から送ったマンガ本をみんなに披露