12月28日から30日まで、3日間かけて2年生2クラスの期末試験を終え、気持ちがすっきりしたところで正月を迎えた。しかし承知の通り、中国では春節(日本の旧正月)が正月で、以前にも書いたが日本の正月とは比較にならないほど盛大に祝う。ところが(それが当然か?)1月1日の元旦やその前後は気が抜けるくらい何もなかった。祝日でもないので、学校では1日の元旦だけが”臨時休校”という寂しさであった。
日本の大晦日の31日には日本語科のトウ先生の結婚式があり、これに出席した。出席する学校関係者は学校からバス2台に分乗して式場に向かった。(中国の結婚式にはこれを含めて滞在中に3回出席する機会があったので、後日それらをまとめて紹介したい) 結婚式から帰って、夕方近くにケイ・ショウロとヨウ・ハイジエのコンビがやって来た。私はせめて正月らしく初日の出を拝みたいと思っていたので、学校からほど近い富坤大酒店というホテル(写真②)の高層階に部屋を予約するため2人に同行を頼み、その後年取りの食事を付き合ってもらうことにした。中国では初日の出を拝むという習慣はなく、「初日」そのものの概念がなかった。ホテルには目的を説明して18階の東向きの部屋を予約した。市内でも2番目くらいに高い建物なので、この階なら視界を遮るものはない。料金も閑散期の平日と一緒で2千円くらいだったと思う。 予約を終えてジャスコまで歩き、フードコートに入ったところで2年1班のリー・ギョクキョウとオウ・ショウヒの2人に出遭った。リーさんとオウさんは宿舎によく訪ねてくる4人組の中のメンバーで、2班のケイさん、ヨウさんとはお互いに顔見知りではなかったが一緒に食事することにした。それぞれがお好みの食べ物を取り、それをみんなで分け合って食べた。大晦日の食事としては簡素過ぎるが、でもまあお蔭で賑やかな年取りにはなった。その後4人は元の2組に分かれてネットカフェで夜を明かすことになり、私はホテルに戻った。
翌元旦はモーニングコールで起きて、ホテルの窓から中国の初日を拝んだ。太陽は既に目覚めた街の朝もやの中で辺りを赤く染めながら昇って来た。(写真①) やはり一年の始まりの気持ち新たまるシーンである。
朝食を済ませ、ホテルの目の前にある人民公園をちょっと歩いてみた。まだ時間が早く散歩する人はいない。池には分厚い氷が張っていて、上を歩いてみたがびくともしなかった。(写真③) ゆっくり目のチェックアウトをしてホテルを出ると、一瞬にして日常の光景に戻った。そこは、1月1日とは思えない普通の金曜日の街の姿である。(写真④) これが私の中国での2010年の年明けであった。

① ② ③ ④