このところ連日、日本海側地方を中心とする「大雪」の報道が続いている。
かつてはその程度の降雪・積雪はよくあったように思うが、”地球温暖化”という気候変動により嘗てに比べて積雪量が減っているも、「異常な大雪」の報道になっている。
    これに関して今は亡き母の話を思い出す。
    母は現在大雪報道の中心となっている新潟県の上越地方の生まれである。記憶によく残っている話として「家への出入りが出来るように玄関口を中心に除雪しておいても、一晩経った翌朝には自分の背丈ほどの雪が積もっていた」と言う。母は背丈が低い方だが150㎝台ではある。つまり一夜で150㎝くらいの雪が積もった、という話だ。
   因みに母の実家の屋根は檜皮葺(ひわぶき)、つまり瓦屋根などではなく檜皮(ヒノキの皮)で葺いてあった。檜皮は瓦に比べて断然軽く、屋根の重量負担が極めて小さいのだ。
    戦後の農地解放まで「庄屋」を務めていた家屋の名残りで、私が学生時代には夏の避暑、冬のスキー等で毎年のように遊びに行っていたが、次世代(私の従弟)には新建材の家に変わってしまった。

    話変わるが、その新潟の豪雪地帯は人気の高い米の産地になっている。
    米も品種改良で色々人気米が出て来ているようだが、以前から人気の「コシヒカリ」は新潟のその豪雪地帯の魚沼産がよく知られている。更にその中でも塩沢農協のコシヒカリが最近人気の先端にあると言う。そして、一般の人には知られていないが地元塩沢町の住民には君沢地区産のものが一番人気と聞いた。
    実は母の実家はその君沢にあり、結婚して東京で住むようになっても君沢の実家から毎年米を送って来ていたようで、私などは何も知らずに”美味しいお米”を食べていたことになる。
    
   さてところで、魚沼産の「コシヒカリ」がなぜ人気がある(美味しい)のかということだが、次のようなことかなと考えている。
   魚沼地方は上越国境の谷川岳から流れ出る魚野川添いの平地帯で、その両側に連なる山々は広葉樹林に覆われ、秋に落葉して腐葉土となり、冬に積もった雪解け水によってジワジワ平地に浸透し、それによって肥沃な土壌で稲が育ち、美味しい米になる・・・ というものだが、果たしてどんなものであろうか。