前回更新時はトランプ大統領と金委員長による史上初めての米朝首脳会談が開かれ、テレビがずっと会場のシンガポールから中継放送中であったが、さてその成果はどうだったのか議論百出である。
   私は「世界の無法者」同士の二人の会談としては成功だったと思う。ともすれば一触即発の危険もあった二人が火花を散らさずに、まずは世界の安全・平和の方向へ進んだと言えるのではないか。トランプ氏が強調した「北朝鮮の核の完全廃棄の即時実行」は勝ち取れず、”そのプロセスが不確定”という批判を受けている。確かにそれはあろうし、また弱小国家の首長が世界一の大国の大統領と対等にわたり合ったというアピールになったことは金委員長に大きな利があったことも事実だが、核廃絶に抵抗する北朝鮮軍部の守旧派対策としては必要だったのかもしれない。まあしかしノンポリの年金生活者が分かったようなことを宣わるのはやめておこう。日頃はトランプ大統領や金委員長のことより大谷翔平選手への関心がずっと強いのだから。

   その大谷選手は華々しい大リーグ・デビューを果たして私だけでなく日米のファンを欣喜雀躍させたのだが、故障者リスト入りしてしまった。投手として出場して手のマメで降板したが、それどころのケガではないようだ。日本で一流と言われるエースピッチャーが大リーグに移ってから軒並み故障し、手術をしている。それくらい大リーグで投げるというのは過酷なことなのだろう。大谷選手の成り行きが気になる。


   女子レスリングで五輪4連覇した伊調馨選手と同選手が師事するコーチに執拗なパワハラをしたとされる日本レスリング協会の栄和人前強化本部長が同協会及び内閣府委員会からパワハラを認定されていたが、今日記者会見をして伊調選手らに対して謝罪した。しかし当人の弁はパワハラではなく「意思疎通を欠いた」ことに対する謝罪であり、先に世間から総スカンを喰って失脚した日大アメフトの前監督とそっくりだ。確かな実績を上げた二人ではあるが、それによって築いた権力・威光が誰からも侵されることが無くなって傲慢となり、とうとう我が身を破滅する結果になってしまった。振り返って我が国には傲慢になって政治の私物化が目につくようになり、それを庇う子分の官僚どもが処分されているのに居座りを続けられる御仁もいる。