停滞した梅雨前線に湿った空気が流れ込んで、昨日(5日)から九州北部や中国地方は記録的な大雨となり、福岡、大分、島根の各県には大雨特別警報が出された。今朝のテレビによると「特別警報」とは数十年に一度という大きな災害が予想される時に発せられる警報なのだそうだ。今回は50年ぶり大雨が記録されたという。NHKテレビでは昨夜から今日の今まで一部放送を除いて防災放送に徹している。私の三男が大分市に住んでいるので朝電話をしてみたが、幸い大分市では被害が出るほどではないとのこと。大分県の中でも福岡県に近い日田・中津地方などで河川氾濫や土砂災害が発生しているようだ。
   それにしても近年の気象現象では「記録的な」という形容詞がつくことが極めて多いような気がする。それらは「地球温暖化」によってもたらされると解説されることが多く、今後はもう「記録的な」という形容詞は使われなくなるかもしれないと思っている。

   先の都議会議員選挙の結果を受けては小池都政のこれからよりも、国政レベルでの安倍政権の政策運営についての方がずっと多く論じられている。そしてこの期に及んでも安倍首相の傲慢さに反省の色が見えないと非難ごうごうなのである。まあそんなところだろうし、そういうお人なのであろうと思うのだが、最近その中で稲田防衛相には一種同情の気持ちも湧いて来た。相次ぐ失言にも拘わらず閣僚を辞任することが出来ず、とどのつまりには都議選惨敗のA級戦犯の汚名も被され、生き恥を曝し続けている。地位に恋々なのではない、まさに”生き恥”なのである。本人としては一旦身を引いて国民の厳しい目やマスコミの攻撃から逃れたいところだが、彼女に異常な執着を持つ安倍首相からはそれを許してもらえず、自民批判の弾丸の盾の役を担わされている・・・私はそこに同情をし始めたのである。
   多くの国民の皆さん、美人で聡明で有能な稲田大臣の再起の将来に期待を委ねようではないか!?