ソチオリンピックが終って日本選手団が続々と帰国し、選手たちは悲喜こもごもの思いで故郷に、また家族や仲間のもとに帰える。メディアの方は総集編やメダリストへのインタビュー番組花盛りとなり、速報性がなく歯ぎしりをしていた週刊誌は特集記事のオンパレードになっている。それらのハイライトはやはり浅田真央選手、そして羽生結弦選手であろう。真央ちゃんはメダルを逸してもなお最大の注目度と暖かい歓迎の中で成田に降り立った。羽生選手は日本唯一の金メダルを引っ提げての凱旋である。

   ところで、選手にとってあるいは応援する人たちにとって「金メダルというのは特別の意味があると思う。やっぱりその上はない”ナンバーワン”として文字通り「燦然」と輝くし、アスリートの目指す頂点なのだから。
   今大会でのメダリストのインタビューなどから、選手の金メダルに対する思いを拾ってみた。
   19歳の金メダリスト羽生選手は優勝できたことを喜びながら、真の「王者」を目指し金メダリストとして恥ずかしくないよう精進したい、と語っている。今回は途中棄権したロシアのプルシェンコ選手を憧れの「王者」として目指して来たが、まだその域には達していない、という思いなのであろう。立派な自覚である。
   浅田選手は、これまで応援し支えてくれたたくさんの人たちに対してメダルを取れなかったことは残念だけれど、フリーで自分の目指して来た演技が出来て「金メダル」に匹敵する達成感を得たようだ。国民の多くがそれで納得をしている。
   銀メダルを取った葛西紀明選手、平野歩夢選手、渡部暁斗選手、竹内智香選手の4人は口々に「金にもう一歩で残念」と、それで満足をしていない胸の内を明かしている。特に葛西選手は「金を取って『レジェンド』と呼ばれたい」と言い、次の大会で金メダルに挑むことを表明しており、すごいチャレンジ心に圧倒される。
   今回金メダルに一番近かった高梨沙羅選手は、「オリンピックは特別な所。まだ技術と精神を鍛えなければならない」と振り返っているが、まだ17歳。誰しもがこれからの活躍を信じていることだろう。


   「失言」が話題になっている。NHKの籾井勝人新会長や森喜朗元首相、その他安倍首相側近の政府高官などの発言が議論を呼んでいるのだ。籾井会長は就任会見でオフレコで本音を喋ったところ、マスコミから足をすくわれた。その後発言を取り消したが、NHK経営委員会で「私は何か失言をしたのでしょうか?」と発言して、また物議をかもしている。就任に当って10人の全理事の白紙辞表を取り付けたことが分かって更にマスコミからいじめられている。会見での発言は特別過激や偏向したものではないと思うが、元々安倍総理の紐付きのNHK会長人事であったのだから、言動には慎重さが求められているのに「空気が読めない」お人のようだ。まあ取りようによっては狡猾な人ではないとも言える。
   森元総理の「浅田選手が見事にひっくり返った。あの子はいつも大事なところで転ぶんだよね」の発言に対して「不謹慎だ」とか「とんでもないヤローだ」と四面楚歌に遭っている。五輪組織委員会会長としての弁なのだから「失言」の重みも違って来よう。しかし、この森喜朗そして麻生太郎の両元首相は「失言の宝庫」であり、私などは「またか」と思うだけである。その発言のVTRを見ると余り悪意は感じられない。いわゆる体育会系の軽いノリで口から出た言葉と思う。しかし籾井氏同様、良識人としてはいびられても仕方ない

 

[今日の花]

   サンシュユ(山茱萸)の蕾が開き出した。あまりたくさんは見られないのでちょっと影が薄いのだが、これも早春の花を代表するものだ。 

     


  写真下はセツブンソウ(節分草)  少し前から咲いていたようなのだが、神代植物園でもよほど注意をして見ないと見逃しそうになる多年生の野草である。ちょっと奥まった所に咲いており、接写が出来ないので見にくい写真になってしまった。