昨日東京地方は冷え込み、私は外出を控えた。特に仕事を持っているわけではないが、一歩も家の外に出なかったのは丸8週間ぶりのことだ。
   実質衆議院選挙戦に突入して、今新聞は選挙絡みの記事が満載である。
   有権者の政党支持の動向とか、政権交代後の3年間の点検や民主、自民などの既成政党の総括、新政党の慌しい動きとそれに駆け込む候補者への視線などなど。内閣や政党支持の動向について言えば、マスコミが世論調査をしたその時点でのムードによって大きく変動する。こんなにも有権者の考えがふらつくものか、”不動”ならぬ”浮動”もいいところ。極めてムードに流されやすく、節操がないというか、軽佻浮薄に見える。だからマスコミの誘導にも乗りやすい。
  
   日本は小選挙制を敷いて、英国型「政権交代ができる二大政党制」を志向し、確かに3年前に一つの形が実現した。しかし、二大政党制は成熟するどころか、民主・自民ともに国民の信が得られず、この選挙では”第三極”に新しい活路を求めるような全く正反対の多党分立で迎えることになってしまった。
 
   二大政党制については2,3ケ月前の朝日新聞に『英国モデルの政治 「まね」をするなら根っこから』という論説記事が載っていた。ヨーロッパ総局長の執筆によるものだが、さすがに英国と日本の事情に通じているので読み応えがあった。そっくり転載したいくらいの内容であるが、100行を越える記事であり、かと言って的確な要約もできかねる。まあ、あえて私の独断で理解した趣旨は以下のようなものであった。

  「民主党は、小選挙区制、マニフェスト、政治主導という英国型の二大政党制を目指して来た。英国では多数派党の党首が首相とする内閣は強大な権限を持つが、日本では党首=最高権力者とは言えず、政党も支持団体の利益代表の集まり的色合いが強い。だから「あれも、これも」のマニフェストになる。英国ではマニフェストを党の機関で1年以上かけて練り上げられる。議員になるにも英国では党と選挙区の両方で候補者が議員としての能力の厳しい審査を受け、反面公認されれば候補者個人は選挙資金が不要である。こうした日英の違いは大きいのに、表面的な制度の物まねでいいのか。そのモデルとする英国でも模索が続いている。
一国の政治システムはその国独特の制度や文化、風土が組み合わさったものであり、表面的な物まねではなく、時間をかけなければ根付かない」   如何であろうか。
  

[今日の花]

左:コウテイダリア皇帝ダリア:キク科)別名木立ダリア
    高さが3~4mになり、そびえるような姿から”皇帝”の名が冠せられたようだ。いわゆるダリアと花の姿が
  似つかないが、同じキク科ダリア属である。  

右:イソギク磯菊:キク科)
    千葉県から静岡県に至る太平洋沿岸に自生するが、園芸栽培もされている。

        

トキワサンザシ常盤山査子:キク科)の実 
   このトキワサンザシは赤い実、タチバナモドキは黄橙色だが、共にピラカンサスと呼ばれることが多い。