昨日取り上げたばかりの松本復興相は放言問題であっさり辞任。
   辞めるよりも、汚名を返上すべく復興に心血を注ぐことの方を期待したのだが、今の政情から一番簡単な”落とし前”になってしまった。

   大震災からやがて4ケ月を迎えようとしているが、震災から3ケ月時点のこのブログでは、津波・地震の被害、原発事故の後遺症そして政治の混迷を三大厄難として取り上げた。
   震災被災地の復旧・復興の方は、まだ瓦礫の撤去すらままならぬ地域あり、破壊され先行きの見えぬ漁業、仮設住宅建設の遅れ、7万人を超す避難所生活者など問題は本当に山積みされたままだが、それでも電気や交通・通信網の復帰、金融機関や小売店の営業再開など再建の槌音も聞こえるようになって来た。

   一方政局の方はというと、一向にドロドロした混沌から脱する気配がない。
   この国の”選良”たちの生態は信じられないほど退廃しきって、手の着けようがないくらい悲観的な状況が続いている。 

   さて残る原発事故の後遺症であるが、なんでここまで後手々々に回るのか、「安全神話」がちゃんちゃらおかしく、またハラハラ、イライラ続きであったが、ようやく一筋の光が見えて来た。 それは発電所内に貯まった放射能汚染水を除染・循環して原子炉を冷却する「循環注水冷却システム」がどうやら稼働始めたことである。
   これまで原子炉の冷却のため外部からの水などを注水して来たが、その結果放射能汚染された廃水が増えるばかり。発電所内に貯まりに貯まった汚染水がもう溢れ出る寸前に来ていた。そして、このシステムは試験をしては失敗を繰り返していた。まさにドロナワである。
  
    しかし、東電から7月2日にこのシステムへの完全移行が発表され、現時点では運転が続いている。やっとのことでの光明ではあるが、もう事故後4ケ月近くも経っているのだ。
   私は当初2~3週間もすれば原子炉・核燃料のコントロールが回復し、不安も沈静化して2カ月くらいで住民の避難解除もできると信じていた。なんというお粗末な日本の原発技術なのだろう。

   今回の事故で原発の安全確保や善後策など多くのことを学び、「想定」の範囲が大幅に広がったに違いない。しかし、関係者は「万全」という重い言葉を噛みしめて原発のあり方を考えて欲しい。私は決して感情的に「原発=悪」とは考えないが、こんな魔物のような核反応・核物質に対しては、言葉通りの「万全」を期して臨まなくてならないと考える。 

 


[今日の花]

クチナシ
  目にも鮮やかな白い花で先が5~7裂している。開花した時の芳香は遠くまで漂う。 
    独特の形をした実が熟しても口を開かないことからその名がついたらしい。

         

ビョウヤナギ(写真下左)
    前に登場したキンシバイの仲間に当たる。キンシバイが丸みを帯びて梅の花の形に例えられるのに対し、こちらはくさび形の花弁が平開する。

トウネズミモチ(写真下右)
   仲間のネズミモチと見分けがつきにくいが、葉がネズミモチより少し大きく、葉脈がくっきりと透けて見えるところが大きく異なる。ネズミモチとともに「木の芽時の花粉の臭い」を漂わせる。