今日の新聞は松本復興相についての批判記事が山盛りである。
例えば一面では「被災地で放言 松本復興相が陳謝」
二面には「『看板復興相』 はや暗雲」 「首相、正念場で誤算」
そして社説で「復興相発言 こんな人では心配だ」と論じている。
日本の抱える政治課題は震災復興のほかにも数々あるが、喫緊の課題である震災復興の要となる「復興担当大臣」が創設され、6月28日に松本復興相が誕生した。
例によって混乱が続く政治情勢の中で人選に紆余曲折があった(要するに首相の要請が断られて来た)のだが、それまで環境相兼防災担当相として震災後行政に携わってきたことから、そこに落ち着いた。
だが、この人はパフォーマンス好きなのかあるいは柄が悪いのか、就任始めから型破りなところがあった。就任挨拶で復興対策本部を、自分の名前(龍)をとって「チームドラゴン」と名付けたところはまあご愛敬として、その後公の場にサングラスをして登場。
そこまではまだいいとして、3日に岩手、宮城両県庁を訪問して知事と面談した際の発言はもう許せるものではない。
「知恵を出さないやつは助けない」 「県でコンセンサスをとれよ。そうしないないと我々は何ももしないぞ」 「九州の人間だから東北の何市がどこの県だかわからん」・・・もう暴言以外の何ものでもない。震災発生後それこそ寝食を忘れて対応に追われている被災地の知事に対してこの発言はないだろう。新聞ではないが、何様のつもりなんだ!!
活字になったこれらの発言、新聞側が意訳して短いフレーズにはしょり書きした(つまり発言者の真意とは異なる)ことも考えられたが、昨日のテレビのニュースでまさにその通りの言動が映し出された。完全に上から目線、上司が新入社員に檄を飛ばすような光景である。
さらに翌日、記者団の「宮城県知事は復興相発言は問題があると思っているようだが」という質問に対して「うわ~、すごい知事だな」と言い、反省の色はなかったようだ。
ここまで書けばこの復興相の不見識ではとても被災地の人々と一緒に仕事をやって行く資格はないと言いたいところだ。
余りの反響に4日になって両知事に陳謝したというが、またぞろ国会(というより日本)の泥沼の火に油を注ぐのか、ちょっと待って欲しいというのが私の意見である。
菅末期内閣の死に水を取るより、復興が優先であろう。本当に人品骨柄が不見識なのか、新しい任務に気が高揚して勇足をしたのか、私は性善説を採り、これを苦い反省として粉骨砕身復興に心血を注いで汚名返上するであろうことに期待したいのだが・・・。ムリ???
[今日の花]
ノカンゾウ(野甘草):写真左
見た通りのユリ科の花。名前は普通に野原に生え、中国の甘草に似ているからとか。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠):写真右
これもユリ科の花。名前の由来は花の蕾が擬宝珠(社寺の階段や欄干の柱の上についている飾り物)に似ているから。昼咲きの一日花である。
