こんにちは。
今回の記事は公務員試験の勉強法としてよく紹介される過去問を使った勉強法についてです。
おそらく公務員試験について本やwebで調べると、「過去問を用いた勉強法が有効であり、過去問を使って最初から学習すべき」というようなことがよく書いてあると思います。
これは結論から言うとまさにその通りで、公務員試験の試験勉強には過去問を使った学習が欠かせません。
しかし、この勉強法に疑問を持つ人も少なくはないのではないでしょうか。
過去問って本来ならある程度勉強してから、力試しの意味を込めて解くものだと思いますよね。
それを最初から使ってもそもそも解けるわけないし、意味ないのではないかと思ってしまうでしょう。
これには一つ勘違いがあります。
ここで言う過去問とは、いわゆる過去問集のことではないのです。
大学受験で使った赤本や青本のようなものがいわゆる過去問集であり、多くの人は過去問というとまずこれを思い浮かべるでしょう。
公務員試験にもこれに準ずるようなもの(例えば、「○○試験5カ年のまとめ」のようなもの)がありますが、過去問を用いた学習とは、そのような過去問集を使って学習しろという意味ではありません。
公務員試験における過去問を使った学習とは、過去問を練習問題として扱っている参考書を使って学習することなのです。
典型的なイメージとしては、各章・節の最初に説明があって、その後に練習問題として公務員試験の各試験の過去問が掲載されている形式のものです。
このような参考書を使って、学習当初から内容理解を過去問を練習問題としながら行っていくことが公務員試験の勉強の基本となります。
では、逆にどのような参考書を使ってはいけないということなのでしょうか。
それは、まずはただの過去問集です。
赤本や青本のようなものですね。
みなさんが考えるように、「平成○年度××試験」の過去問がまるまるただ掲載されているようなものは学習のお供にはなりません。
公務員試験では過去問が何度も繰り返して登場します。
そのため、出題された回数の多い内容がそのまま出題可能性として高くなります。
よって、ただ過去問を掲載したものではなく、出やすい過去問を予めまとめた参考書を使った方が効果的なのです。
また、公務員試験界では基本書と呼ばれる類のものも不適です。
基本書とは、大学の授業で使うような本物の学術書のことであり、いわゆる試験参考書ではありません。
確かに、公務員試験の各科目は学問ですので、それらの基本書で体系を理解することは理にかなっていそうですね。
しかし、当たり前ですが、基本書には試験にはでてこないような細かい内容まで書いてあるのと同時に、無駄に長く、また、複雑で分かりにくいです。
著者によって事柄の解釈が異なってくるという問題点もあります。
公務員試験の勉強では、各科目の一般的な知識の試験に必要なところを効果的に覚えることが重要となります。
そのため、基本書ではなく、過去問を使った参考書を用いることが大切なのです。
また、基本書ではなく、講義本と呼ばれる参考書も一般的に不適です。
講義本とは、問題を掲載せず、科目の解説のみを行っている参考書のことで、大学受験言うところの実況中継シリーズのようなものを思い浮かべてください。
法律科目は例外的に最初は講義本から入るべきですが、その他の科目は解説だけの講義本ではなく、過去問を使った参考書で最初から学習すべきです。
問題を使って学習することで、ただ解説を読むよりも効果的に素早く内容を理解する。
その問題に過去問を使うことで試験に出題される可能性の高いところから集中的に覚えていく。
このシステムを理解して頂ければ、過去問を使った学習、つまり過去問を掲載した参考書を使った学習が公務員試験の勉強法の基本であるということに納得できるでしょう。