長男の引越に付き添って
自由の翼を愛する私は
いつまでに帰るとは
決めていたけれど
いつ帰るとは決めていなかった
散々 こき使われ
ちょいちょい
頭にきつつも
あれこれ
気にはなったけれど
まぁ、後は自分で
なんとかできるやろと
突然
もうちょっとしたら帰るわ
と決め 長男に告げた
一晩 休んでから帰るよう
言ってくれたけど
板の間にゴロ寝は
もうええわと
残りの作業と身支度に
かかった
その最中
昼の仕事の仲間から
仕事のメールが入り
実は今
長男の引越に来てると
返信した
すると
ちょうど1年前に
同じように息子さんの引越に
付き添った彼女から
最後 帰るとき
息子に いろいろありがとう
って真顔で言われて
泣いてしまったわ
という経験談が
リターンされてきた
…え
泣かされるんか
冗談じゃない

長男のとこじゃ
どうにも処分に困るであろう
大量の段ボールを
最後の最後に
私の車に詰め込むことにした
あらかじめ
段ボールを積み終わったら
ナビやETC
それにBGMの準備とかして
出発するから
ちょっと時間かかるから
段ボール積み終わったら
見送らんでいいからね
とっとと部屋入って
戸締まりしなよ
と息子に言っておいた
なんか言われても
かなわんし
次から次へと
積み込んでゆく中
大きな段ボールを
軽々運ぶ長男に
ふと
よちよち歩きを始めた頃
大きなおもちゃの箱を
うれしそうに抱えて
歩いてきた長男の姿を
思い出してしまった
最後の1つを積み終えて
後部のドアを勢いよく閉め
ほな…
と 振り向いた
お…
と長男は小さく合図をすると
さっさと部屋に入って
勢いよく扉を閉めた
え…
あ
別の意味で
泣きそうやん
なんか
もてあそばれて
捨てられた女みたいやん

なんてね
ま、こんなモンさ
頑張れよ 長男

