「感覚遊びをいっぱいしてください」 フォレストキッズ千種教室
こんにちは。フォレストキッズ千種教室の撹上です。今日は暑いくらいでしたね。この時期は、気温のアップダウンや天気の変化が激しく、大人が思っている以上に子どもたちは疲れています。なんとなく機嫌が悪い。落ち着かない。いつもより癇癪が増える。集中しにくい。そんな姿が見られると、「どうしたんだろう」と心配になりますよね。以前にも書いていますが、子どもなりに環境の変化によるストレスを受けているサインかもしれません。だからこそ今の時期は、頑張らせること以上に、遊びながら心と体をゆるめてあげることがとても大切です。今日、フォレストキッズでは、新聞をちぎって、散らかして、最後は雪合戦のようにして遊びました。一見すると、ただ思いきり遊んでいるだけに見えるかもしれません。この「新聞ちぎり」、感覚統合という視点から見ると、とても意味のある遊びなのです。感覚統合とは・・・見たもの、触った感触、力の入れ具合、体の動きなど、さまざまな感覚を脳の中で整理して、体を上手に使えるようにする力のことです。新聞をちぎる時、子どもは無意識のうちにたくさんのことをしています。「どこを持つか」「どのくらいの力で引っ張るか」「右手と左手をどう使い分けるか」「ビリッという感触や音をどう受け取るか」新聞紙は、強すぎると一気に破れ、弱すぎるとちぎれません。つまり、子どもは遊びながら自然に力加減を学んでいるのです。この力加減は、将来の・・・鉛筆で書くハサミで切るのりで貼るボタンをとめるお箸を使うといった日常生活の動きの土台になります。さらに、新聞紙には独特の「ビリビリ」「ザラザラ」「ふわっ」という感触があります。こうした感覚をしっかり味わうことで、脳は手や指から入ってくる情報を整理しやすくなります。それが、手先を思ったように使える力につながっていくのです。特に、触ることに敏感なお子さんや、逆に感覚が入りにくくて刺激を求めやすいお子さんにとって、新聞紙のような扱いやすい素材はとても良い感覚遊びになります。そして、もう一つ大切なのが指先の巧緻性です。これは、指先を細かく上手に使う力のことです。新聞をちぎる時には、親指・人差し指・中指を中心に使いながら、紙をつまみ、押さえ、引っ張ります。また、片方の手で押さえて、もう片方の手でちぎるため、両手を一緒に使う力も育ちます。この力は、折り紙、ひも通し、着替え、箸、文房具の操作など、子どもの生活のあらゆる場面につながっていきます。つまり、新聞ちぎりはただの遊びではありません。「楽しい」の中で、脳と体をしっかり育てる活動なのです。しかも、それだけではありません。新聞を思いきりちぎる。散らかす。投げる。笑う。こうした時間は、子どもにとってとても良いストレス発散になります。日々頑張っている子ほど、うまく言葉にできない疲れや緊張をため込んでいます。だからこそ、「きちんとやる活動」だけでなく、思いきり感覚を使って遊ぶ時間が必要なのです。感覚遊びは、脳への栄養です。手を使う。触る。破る。丸める。投げる。そうした経験の一つひとつが、子どもの発達を支える土台になります。散らかすことにも意味があります。遊んでいるように見える時間にも意味があります。今、この時期に必要なのは、子どもを「頑張らせること」だけではなく、遊びの中で整えていくことなのだと思います。ご家庭でもぜひ、「散らかるからダメ」ではなく、「今、脳と体を育てている時間なんだな」という目で見ていただけたら嬉しいです。私も子どもと一緒に楽しい時間を過ごすことができ、楽しむことができました。フォレストキッズ千種教室