”原初の炎”2010/03/27 | Forest

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なんか詩とか描いてます

 

私達が【オシイレ】と呼んでいる存在

 

真っ暗にしたヌルいお風呂の様な

 

多少の不自由は有っても

 

暖かく

居心地良く

美味しい物が食べれて

そこそこ楽しいものがある

 

そんな場所

 

ただ・・・

 

 

外部とは絶対に隔離

 

 

 

だから

私達は

 

逢いたいと望んだ人

会いたいと望んでくれた人

 

 

それらの人にアイに行けません

 

 

私達は

 

オシイレの扉の

表と裏から

 

必死にこの扉

今ではフスマと呼んでいるコレを

 

抉じ開けようとしています

 

 

 

表側の計画が

再び頓挫した今

 

 

裏側から私が

この襖を開ける為に

 

表の用意してくれた

 

森色の翼を纏て

ユガみヒズんだ声で

 

 

このフスマを開くための

遠大な計画の最初から

 

 

再び動き始めたのです

 

 

心の中でけして忘れることのない

原初の炎を燃やしながら・・・・・