春の開いた二週間後
あの日
あなたが私にくれた
噛んでふくめるような
優しい言葉の問いかけは
あなたなりの
優しさだったのだろうか
唐突に愛を告げた
私への戸惑いだったのだろうか
何度も何度も
電子の恋文
あなたに届け
あなたに届けと
何度も送った
届いたの?
読んでくれた?
あなたの中で、
私は私?
あなたを模して作った
電子の人形
あなたの声を拾えないほどの
歓声で迎えられた
私達からの贈り物
もう、忘れてしまったかな?
それでも
何度も
贈るよ
贈る
電子の恋文
想いを載せて