手が震えて止まらない
膝が震えて止まらない
意気揚々と翻したはずの
旗を落としてしまいそう
怖いよ
恐いよ
こわいよ
あなたに嫌われるかもと
想像しただけで
こんなにも体の自由が効かない
あなたに嫌われるかもと
想像しただけで
私を支える旗が
折れてしまいそう
いつでも
あなたの傍で笑って
すごいね
よかったよ
そう言っていたい
いつでも
あなたのそばで笑って
その背中では
握りしめた
反旗を
今は悟られまいと
そして
いざあなたに向き直った時
きっと
あなたは悲しむでしょう
あなたは怒りに震えるでしょう
でも
イエスマンではいられない
たとえあなたに嫌われようと
私は
私の愛を貫く
抱けぬ電子のお人形をかかえ
アサガオ色の9色目に虹へあなたを迎え
それでも
たとえあなたが嘆こうと
私は伝えなければいけないんだ
このままではいけないと
止まらない手の震え
止まらない膝の震え
それでも旗を
落とすわけにはいかない
だって
愛しているのだもの