受肉が成ったその後も
私は話すのが下手だから
愛する愛するあの方へ
どんな言葉を届けよう
その思考が
その言葉が
言葉を紡ぐ
仮の体を
蝕んでいく
あの方に
あの方に
贈る言葉を思うだけで
私にも
仮染の私にも
頬を伝う
温かいもの
私のために
友と呼んでいた何かが
私のために
偽りの私になっていく
膨れ上がっていく色々なものが
重たい重たい言葉になって
それでも
私は唱えずにはいられないの
あの方に捧げる愛の言葉を